日商簿記 3級
決算整理仕訳は、期末に行う調整仕訳の総称です。 減価償却・貸倒引当金・売上原価・見越し・繰延べなど全パターンを整理します。
① 売上原価の算定(三分法)
「しーくりくりしー」と呼ばれる2本の仕訳で売上原価を確定します。
| 借方(左) | 金額 | 貸方(右) | 金額 |
|---|---|---|---|
| 仕入 | 期首繰越商品額 | 繰越商品 | 期首繰越商品額 |
| 繰越商品 | 期末在庫額 | 仕入 | 期末在庫額 |
この結果、仕入勘定の残高が「売上原価」になります。
② 減価償却費の計上
| 借方(左) | 金額 | 貸方(右) | 金額 |
|---|---|---|---|
| 減価償却費 | xxx | 減価償却累計額 | xxx |
間接法では「減価償却累計額(資産の控除科目)」を使います。
③ 貸倒引当金の設定
| 借方(左) | 金額 | 貸方(右) | 金額 |
|---|---|---|---|
| 貸倒引当金繰入 | xxx | 貸倒引当金 | xxx |
差額補充法: 必要額 − 既存残高 = 繰入額。既存額が多い場合は「貸倒引当金戻入(収益)」。
④ 費用の見越し(未払費用)
当期に発生しているが、まだ支払っていない費用を計上します。
| 借方(左) | 金額 | 貸方(右) | 金額 |
|---|---|---|---|
| 支払利息 | xxx | 未払利息 | xxx |
⑤ 費用の繰延べ(前払費用)
当期に支払ったが、翌期に対応する費用を繰り延べます。
| 借方(左) | 金額 | 貸方(右) | 金額 |
|---|---|---|---|
| 前払保険料 | xxx | 保険料 | xxx |
⑥ 収益の見越し(未収収益)
| 借方(左) | 金額 | 貸方(右) | 金額 |
|---|---|---|---|
| 未収利息 | xxx | 受取利息 | xxx |
⑦ 収益の繰延べ(前受収益)
| 借方(左) | 金額 | 貸方(右) | 金額 |
|---|---|---|---|
| 受取家賃 | xxx | 前受家賃 | xxx |
💡
見越し・繰延べは翌期首に再振替仕訳(逆仕訳)が必要です。 精算表問題では整理記入欄に6種の決算整理を全て反映させることが求められます。