日商簿記 2級
同じ製品を大量に連続生産する場合に使う総合原価計算。 月末仕掛品への原価配分(先入先出法・平均法)が核心です。
総合原価計算の基本構造
当月製造費用 = 当月完成品原価 + 月末仕掛品原価
月初仕掛品原価 + 当月製造費用 = 完成品原価 + 月末仕掛品原価
加工進捗度と換算量
仕掛品は「材料費は全量投入済み」だが「加工は途中まで」という状態が一般的です。 加工費は進捗度に応じた「換算量(完成品換算量)」で配分します。
例:月末仕掛品 100個・進捗度50%
→ 材料費: 100個分(全量投入)
→ 加工費: 50個分(換算量)
平均法(計算例)
月初仕掛品: 50個(進捗40%)・当月投入: 450個・完成品: 400個・月末仕掛品: 100個(進捗60%)
材料費: 月初50,000円・当月450,000円 / 加工費: 月初20,000円・当月380,000円
| 項目 | 材料費 | 加工費 |
|---|---|---|
| 完成品換算量(完成) | 400個 | 400個 |
| 完成品換算量(月末) | 100個 | 60個 |
| 合計換算量 | 500個 | 460個 |
| 1個あたり単価 | 500,000÷500 =@1,000 | 400,000÷460 ≈@869.6 |
| 月末仕掛品原価 | 100,000 | 52,174 |
先入先出法 vs 平均法
平均法
月初+当月を合算して平均単価を求める。計算が簡単。
先入先出法
月初仕掛品を先に完成させる前提。当月の製造コストが月末に反映される。
💡
2級では平均法と先入先出法の両方が出題されます。 「換算量の計算(進捗度を掛ける)」と「月末仕掛品原価の計算」が得点の鍵。