日商簿記 2級
総合原価計算の応用として、複数工程・等級・製品グループに対応した計算方法を解説します。
工程別総合原価計算
製造が複数工程(第1工程→第2工程)に分かれている場合、各工程ごとに原価を計算します。 第1工程の完成品原価が第2工程の「前工程費」として引き継がれます。
第1工程完成品原価 → 第2工程「前工程費」として投入
第2工程完成品原価 = 前工程費 + 第2工程材料費 + 第2工程加工費
等級別総合原価計算
サイズや品質が異なる等級品(Lサイズ・Mサイズなど)を同じ工程で生産する場合に使います。 等価係数(重み)を使って等量換算し、原価を按分します。
| 等級 | 完成品数量 | 等価係数 | 積数(数量×係数) | 按分額 |
|---|---|---|---|---|
| 1等品 | 200個 | 1.5 | 300 | 300/500 × 総原価 |
| 2等品 | 200個 | 1.0 | 200 | 200/500 × 総原価 |
組別総合原価計算
異なる製品(A製品グループ・B製品グループ)を同じ工場で生産する場合に使います。 各組(グループ)ごとに別々の総合原価計算を行います。
直接費(組直接費)は各組に直接賦課、共通の間接費(組間接費)は配賦基準で按分します。
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工程別・等級別・組別の3種類は、「どこで分けているか」の違いです。 工程別=製造段階、等級別=品質・サイズ、組別=製品種類。