日商簿記 2級
連結会計は親会社・子会社グループ全体を一つの企業として財務諸表を作成する処理です。 投資と資本の相殺消去とのれんの計算が核心です。
連結の基本的な考え方
親会社が子会社の株式を取得すると、親会社の個別財務諸表には「子会社株式(投資)」が計上されます。 一方、子会社には「資本金・剰余金(純資産)」があります。 この2つを相殺消去するのが投資と資本の相殺消去です。
投資と資本の相殺消去
例:親会社が子会社株式を600,000円で取得。取得時の子会社純資産 500,000円(資本金400,000円・利益剰余金100,000円)
開始仕訳(連結修正仕訳)
| 借方(左) | 金額 | 貸方(右) | 金額 |
|---|---|---|---|
| 資本金 | 400,000 | 子会社株式 | 600,000 |
| 利益剰余金 | 100,000 | ||
| のれん | 100,000 |
のれん = 投資額600,000 − 子会社純資産500,000 = 100,000円
のれんの償却
のれんは20年以内に均等償却(定額法)します。
| 借方(左) | 金額 | 貸方(右) | 金額 |
|---|---|---|---|
| のれん償却 | 10,000 | のれん | 10,000 |
のれん100,000円を10年で償却する場合:100,000÷10年=10,000円/年
連結財務諸表の作成手順
1
親子の個別財務諸表を合算
単純に数字を足し合わせる
2
投資と資本の相殺消去
のれんが発生
3
のれんの償却
毎期均等償却
4
内部取引の消去
親子間の売上・仕入・債権債務を消去
5
連結財務諸表の完成
連結B/S・P/L・包括利益計算書
💡
2級では「開始仕訳(投資と資本の相殺消去)」と「のれん償却」が最頻出。 内部取引の消去(親子間売上・未実現利益)は出題されますが、まず相殺消去の基本を固めましょう。