日商簿記 2級
本店と支店が別々に帳簿をつけている場合、期末に合併財務諸表を作成するために 内部取引を消去します。本支店勘定の仕組みを理解しましょう。
本支店勘定の仕組み
本店の帳簿
「支店」勘定(資産)を持つ。支店への送金・商品送付などを記録。
支店の帳簿
「本店」勘定(負債)を持つ。本店からの送金・商品受取などを記録。
「支店」勘定残高(本店帳簿)=「本店」勘定残高(支店帳簿)が必ず一致します。
内部取引の仕訳例
本店が支店に現金100,000円を送金(本店の仕訳)
| 借方(左) | 金額 | 貸方(右) | 金額 |
|---|---|---|---|
| 支店 | 100,000 | 現金 | 100,000 |
支店の受取時の仕訳
| 借方(左) | 金額 | 貸方(右) | 金額 |
|---|---|---|---|
| 現金 | 100,000 | 本店 | 100,000 |
合併財務諸表の作成(本支店勘定の相殺)
本店・支店の財務諸表を合算した後、「支店」勘定と「本店」勘定を相殺消去します。
| 借方(左) | 金額 | 貸方(右) | 金額 |
|---|---|---|---|
| 本店(支店帳簿) | XXX | 支店(本店帳簿) | XXX |
※連結修正仕訳として合算後に消去
内部利益の消去
本店から支店に商品を原価より高い価格(内部利益を付加して)送付した場合、 期末在庫に含まれる内部利益を消去します。
例:原価80,000円の商品を100,000円で支店に送付。支店在庫に20,000円の内部利益が含まれる場合。
| 借方(左) | 金額 | 貸方(右) | 金額 |
|---|---|---|---|
| 本支店間取引利益 | 20,000 | 繰越商品(支店) | 20,000 |
💡
本支店会計のポイントは「支店勘定残高 = 本店勘定残高」の一致確認。 不一致があれば未達取引(相手に未記帳の取引)が原因です。