日商簿記 2級
社債は企業が発行する負債性の有価証券です。発行価格・利払い・償還の3ステップを整理しましょう。
社債の発行
平価発行
額面金額=発行価格。差額なし
額面100万円→100万円で発行
割引発行
額面>発行価格。差額は社債割引発行差金として期間配分
額面100万円→97万円で発行
割増発行
額面<発行価格。差額は逆に利息を減らす(稀)
額面100万円→103万円
割引発行の例:額面1,000,000円を970,000円で発行
| 借方(左) | 金額 | 貸方(右) | 金額 |
|---|---|---|---|
| 当座預金 | 970,000 | 社債 | 1,000,000 |
| 社債割引発行差金 | 30,000 |
利払いの仕訳
額面1,000,000円・年利3%・半期払い(6ヶ月分)
| 借方(左) | 金額 | 貸方(右) | 金額 |
|---|---|---|---|
| 社債利息 | 15,000 | 当座預金 | 15,000 |
1,000,000 × 3% × 6/12 = 15,000円
償却原価法(定額法・期末処理)
社債割引発行差金を償還期限までの期間で均等配分します。
差金30,000円・償還期間5年 → 年間6,000円配分
| 借方(左) | 金額 | 貸方(右) | 金額 |
|---|---|---|---|
| 社債利息 | 6,000 | 社債割引発行差金 | 6,000 |
満期償還の仕訳
| 借方(左) | 金額 | 貸方(右) | 金額 |
|---|---|---|---|
| 社債 | 1,000,000 | 当座預金 | 1,000,000 |
💡
社債割引発行差金は資産の控除項目(または繰延資産)。 期末に必ず「社債利息」として費用計上(=帳簿価額が額面に近づく)します。