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実務知識テスト
全25問 / トルカ(https://toruca.app)
問1. インボイス制度で「T番号」の確認が必要な理由はどれか?
- A. 取引先の信用調査のため
- B. 仕入税額控除の適用に、登録番号付きの適格請求書が必要なため
- C. 源泉徴収税の計算のため
- D. 振込先の確認のため
正解: B. 仕入税額控除の適用に、登録番号付きの適格請求書が必要なため / 2023年10月開始のインボイス制度では、消費税の仕入税額控除を受けるために「適格請求書」(T番号記載)の保存が必要です。T番号のない請求書では仕入税額控除が受けられません。
問2. フリーランスへの原稿料10万円を支払う際の源泉徴収税額(概算)はいくらか?
- A. 5,000円
- B. 10,210円
- C. 20,000円
- D. 源泉徴収不要
正解: B. 10,210円 / 個人への原稿料・デザイン費等は源泉徴収が必要。税率は10.21%(所得税10%+復興特別所得税0.21%)。100,000×10.21%=10,210円を差し引いて支払います。
問3. 電子帳簿保存法(2024年以降)でメール添付で受け取った請求書PDFの取扱いはどれか?
- A. 必ず印刷して紙で保存しなければならない
- B. 電子データのまま保存が原則義務(一定条件下で紙保存が認められる経過措置あり)
- C. 削除してよい
- D. 紙・電子どちらでもよく、どちらか片方だけ保存すればよい
正解: B. 電子データのまま保存が原則義務(一定条件下で紙保存が認められる経過措置あり) / 2024年1月から電子取引の電子保存が原則義務化されました。メール・クラウドで受け取った請求書PDFは電子データのまま要件を満たした形で保存が必要です。ただし「相当の理由」がある場合は紙保存の経過措置があります。
問4. 給与500,000円から源泉所得税30,000円・社会保険料50,000円を控除して普通預金から支払った。
給与支払時の仕訳借方候補: 給料、普通預金、法定福利費、未払給料、預り金
貸方候補: 普通預金、給料、預り金、現金、法定福利費正解: 借方「給料」/ 貸方「普通預金」 / (借)給料 500,000 /(貸)普通預金 420,000・預り金(源泉所得税)30,000・預り金(社会保険料)50,000。設問は主要勘定のみ確認。給料全額が費用、手取額と控除額に分けて処理します。
問5. 青色申告特別控除65万円を受けるための要件はどれか?
- A. 白色申告よりも収入が多いこと
- B. 複式簿記による記帳+e-Tax申告(または電子帳簿保存)
- C. 税理士に依頼していること
- D. 消費税の課税事業者であること
正解: B. 複式簿記による記帳+e-Tax申告(または電子帳簿保存) / 65万円控除には①複式簿記による記帳、②e-Taxによる申告または電子帳簿保存法の要件を満たした帳簿の保存、の両方が必要です(2022年改正)。どちらか一方のみでは55万円控除となります。
問6. ROE(自己資本利益率)の計算式はどれか?
- A. 売上高 ÷ 総資産
- B. 当期純利益 ÷ 自己資本 × 100%
- C. 営業利益 ÷ 売上高 × 100%
- D. 流動資産 ÷ 流動負債 × 100%
正解: B. 当期純利益 ÷ 自己資本 × 100% / ROE(Return on Equity)=当期純利益÷自己資本×100%。株主の投資に対してどれだけ利益を生み出したかを示す指標。一般的に8%以上が優良とされます。
問7. 月次決算で「仮払金」が残っている場合の処理として正しいのはどれか?
- A. 翌月に繰り越してそのままにする
- B. 精算して適切な費用勘定に振り替える
- C. 現金勘定に振り替える
- D. 売掛金として処理する
正解: B. 精算して適切な費用勘定に振り替える / 仮払金は「内容不明の一時的な支払い」。月次・決算時には精算して旅費交通費・交際費などの適切な費用勘定に振り替えます。期末に仮払金が残ることは好ましくありません。
問8. 交際費と会議費の区分の基準として正しいのはどれか?
- A. 1回の飲食代が10,000円を超えるかどうか
- B. 社外の人が参加するかどうか
- C. 飲食の相手が社外の人か社内の人か、1人あたり5,000円超かどうかで判断
- D. アルコールが出るかどうか
正解: C. 飲食の相手が社外の人か社内の人か、1人あたり5,000円超かどうかで判断 / 1人あたり5,000円超の社外との飲食→交際費。1人あたり5,000円以下または社内会議→会議費。ただし令和6年度改正で社外飲食費は1人あたり10,000円以下なら交際費に含めずに処理できる場合があります。
問9. 全銀フォーマットの文字コードはどれか?
- A. UTF-8
- B. UTF-16
- C. Shift-JIS(JIS X 0201)
- D. EUC-JP
正解: C. Shift-JIS(JIS X 0201) / 全銀フォーマットはShift-JIS(JIS X 0201)で作成する必要があります。半角カタカナが使用でき、1レコード120バイト固定長という仕様のためUTF-8では対応できません。
問10. 「売掛金回転日数」が短いほど何を意味するか?
- A. 売掛金の残高が多い
- B. 資金回収が遅い
- C. 資金回収が速い
- D. 売上が低下している
正解: C. 資金回収が速い / 売掛金回転日数=売掛金÷売上高×365日。この数値が短いほど「売上が発生してから資金回収までの期間が短い」ことを意味し、資金繰りが良好な状態です。
問11. 免税事業者(年売上1,000万円以下)から仕入れた場合、2029年9月以降の仕入税額控除はどうなるか?
- A. 全額控除できる
- B. 80%控除できる
- C. 50%控除できる
- D. 全く控除できない
正解: D. 全く控除できない / インボイス制度の経過措置:2023年10月〜2026年9月は80%控除、2026年10月〜2029年9月は50%控除。2029年10月以降は免税事業者(T番号なし)からの仕入れは仕入税額控除ゼロになります。
問12. 2024年1月以降、メールで受け取った請求書PDFの保存方法として正しいのはどれか?
- A. 必ず印刷して紙で保存する
- B. 電子データのまま保存することが原則(要件を満たした形で)
- C. 削除してよい
- D. 1年以内なら紙でも電子でもどちらでもよい
正解: B. 電子データのまま保存することが原則(要件を満たした形で) / 2024年1月から電子取引(メール・クラウド等)で受け取った書類は電子データのまま保存が原則義務化されました。ただし「相当の理由」がある場合は経過措置として書面保存も認められています。
問13. 個人のフリーランスに支払う場合、源泉徴収が必要なものはどれか?
- A. 商品の購入代金
- B. 原稿料・デザイン費・翻訳料
- C. 法人への業務委託費
- D. 旅費の立替精算
正解: B. 原稿料・デザイン費・翻訳料 / 個人への報酬で源泉徴収が必要:原稿料・デザイン料・翻訳料・講演料等(10.21%)。法人への支払いは原則不要。商品購入・旅費精算も不要。
問14. 個人フリーランスへの報酬200,000円(100万円以下)の源泉徴収税額はいくらか?
- A. 10,000円
- B. 20,420円
- C. 20,000円
- D. 15,000円
正解: B. 20,420円 / 源泉徴収税率=10.21%(所得税10%+復興特別所得税0.21%)。200,000円×10.21%=20,420円。
問15. 月次決算で「仮払金」が残っている場合の正しい処理はどれか?
- A. 翌月に繰り越してよい
- B. 精算して旅費交通費・交際費等の適切な費用に振り替える
- C. 現金勘定に振り替える
- D. 資産として固定計上する
正解: B. 精算して旅費交通費・交際費等の適切な費用に振り替える / 仮払金は「内容不明の仮処理」。月次・決算時には必ず内容を確認し、旅費交通費・交際費等の適切な費用勘定へ振り替えます。仮払金が残ったままの決算は好ましくありません。
問16. 2024年度の税制改正後、飲食費(社外との接待飲食)が交際費から除外される1人あたりの金額はどれか?
- A. 5,000円以下
- B. 10,000円以下
- C. 15,000円以下
- D. 20,000円以下
正解: B. 10,000円以下 / 2024年度税制改正で、社外との飲食費が1人あたり10,000円以下(改正前は5,000円以下)の場合は交際費から除外できるようになりました。会議費として損金算入可能。
問17. ROA(総資産利益率)が低下している場合に疑うべき原因はどれか?
- A. 自己資本が増加した
- B. 資産が増加したが利益が伸びなかった、または損失が発生した
- C. 売上高が増加した
- D. 従業員数が増加した
正解: B. 資産が増加したが利益が伸びなかった、または損失が発生した / ROA=当期純利益÷総資産。分子(利益)が減るか分母(総資産)が増えるとROAが低下します。不要な資産の保有や利益率の低下が主な原因です。
問18. 流動比率150%の意味はどれか?
- A. 流動資産が流動負債の1.5倍ある(短期的な支払い能力に余裕がある)
- B. 流動資産が総資産の150%
- C. 流動負債が流動資産の1.5倍(支払い能力に問題あり)
- D. 売上高が流動資産の150%
正解: A. 流動資産が流動負債の1.5倍ある(短期的な支払い能力に余裕がある) / 流動比率=流動資産÷流動負債×100%。150%は流動資産が流動負債の1.5倍あることを意味し、短期的な支払い能力に余裕があります。一般的に200%以上が理想、100%以下は注意が必要。
問19. 健康保険料の納付について正しいのはどれか?
- A. 全額を従業員が負担する
- B. 全額を会社が負担する(法定福利費)
- C. 会社と従業員が約半額ずつ負担し、会社が合算して翌月末に納付する
- D. 四半期ごとにまとめて納付する
正解: C. 会社と従業員が約半額ずつ負担し、会社が合算して翌月末に納付する / 健康保険料:会社と従業員が約半分ずつ(折半)負担。会社は従業員分を給与から控除して預かり(預り金)、会社負担分と合算して翌月末に日本年金機構等に納付します。
問20. 個人事業主の消費税の確定申告の期限はいつか?
- A. 毎年3月15日
- B. 毎年3月31日
- C. 毎年4月15日
- D. 毎年5月31日
正解: B. 毎年3月31日 / 個人事業主の消費税確定申告は毎年3月31日(課税期間の翌年の3月31日)が期限。所得税の確定申告(3月15日)とは異なる期限です。
問21. 法人の会計帳簿・書類(請求書・領収書等)の法定保存期間はどれか?
- A. 3年
- B. 5年
- C. 7年(10年の場合もあり)
- D. 10年以上
正解: C. 7年(10年の場合もあり) / 法人の帳簿・書類の保存期間は原則7年(欠損金のある場合は10年)。個人事業主の青色申告は7年(白色は5年)。電子帳簿保存法では電子保存の場合も同様の期間が必要です。
問22. 売掛金回転日数が60日の場合、何を意味するか?
- A. 1日に60件の請求書を発行している
- B. 売上が発生してから平均60日後に代金を回収している
- C. 月に60件の入金がある
- D. 売掛金残高が60日分の売上高と同じ
正解: B. 売上が発生してから平均60日後に代金を回収している / 売掛金回転日数=売掛金÷売上高×365日。60日なら「売上計上から平均60日で入金される」ことを意味します。短いほど資金回収が早く、資金繰りが良い状態です。
問23. 取引先への値引き(売上値引)は消費税の計算上どう扱われるか?
- A. 消費税の計算対象外(税抜きの金額のみ調整)
- B. 売上から控除して課税売上を減少させる
- C. 仕入税額控除の対象になる
- D. 雑収入として処理する
正解: B. 売上から控除して課税売上を減少させる / 売上値引・割戻は課税売上から控除します。消費税は(売上高−売上値引等)×税率で計算されます。仕入側では「仕入れた商品の値引き(仕入値引)」は課税仕入れを減額します。
問24. 自宅を事務所として使用する個人事業主の家賃の経費算入について正しいのはどれか?
- A. 家賃全額が経費になる
- B. 事業使用面積の割合で按分した金額が経費になる
- C. 家賃は一切経費にならない
- D. 月に1,000円まで経費にできる
正解: B. 事業使用面積の割合で按分した金額が経費になる / 家事按分:自宅兼事務所の家賃は事業使用割合(面積比・使用時間比等)で按分した額を経費計上できます。計算根拠(面積図等)を保存しておくことが重要です。
問25. ネットバンキングの「総合振込」で全銀ファイルをインポートするメリットはどれか?
- A. 手数料が無料になる
- B. 20社への振込を1ファイルのアップロードだけで一括処理できる
- C. 振込の翌日に届く
- D. 銀行口座の開設が不要になる
正解: B. 20社への振込を1ファイルのアップロードだけで一括処理できる / 全銀フォーマットのファイルを銀行ネットバンキングの「総合振込(ファイル取込)」機能でアップロードすると、複数社への振込を一括で処理できます。20社でも30社でも1回の操作で完了。