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ITパスポート コンピュータシステム
全40問 / トルカ(https://toruca.app)
問1. CPU(中央処理装置)の主な役割として最も適切なものはどれか。
- A. プログラムの命令を解釈し、演算や制御を行う
- B. データを長期的に保存する
- C. 画面に映像を表示する
- D. 電源を供給する
正解: A. プログラムの命令を解釈し、演算や制御を行う / CPU(Central Processing Unit:中央処理装置)は、プログラムの命令を読み込んで解釈し、演算装置での計算処理や制御装置での各装置への指示を行う、コンピュータの中核となる装置である。
問2. CPUのクロック周波数の説明として最も適切なものはどれか。
- A. CPUが1秒間に実行できる同期処理のタイミング(拍)の回数を表す指標で、一般に数値が高いほど処理速度が速い
- B. CPUの物理的な大きさを表す指標
- C. CPUの製造年を表す指標
- D. CPUの消費電力を表す指標
正解: A. CPUが1秒間に実行できる同期処理のタイミング(拍)の回数を表す指標で、一般に数値が高いほど処理速度が速い / クロック周波数は、CPU内部の処理タイミングを同期させる信号(クロック)が1秒間に発生する回数を表す指標(単位:Hz)であり、一般に数値が高いほど処理速度が速い傾向がある。
問3. 主記憶装置(RAM)の特徴として最も適切なものはどれか。
- A. 電源を切るとデータが消える揮発性の記憶装置で、CPUが直接読み書きする作業領域として使われる
- B. 電源を切ってもデータが保持される不揮発性の記憶装置
- C. 工場出荷時に書き込まれた内容を利用者が変更できない読み取り専用の装置
- D. データの長期保存にのみ用いられ、CPUから直接アクセスできない装置
正解: A. 電源を切るとデータが消える揮発性の記憶装置で、CPUが直接読み書きする作業領域として使われる / 主記憶装置(RAM:Random Access Memory)は、電源を切るとデータが消えてしまう揮発性のメモリであり、CPUが処理中のプログラムやデータを一時的に読み書きする作業領域として使用される。
問4. ROM(Read Only Memory)の特徴として最も適切なものはどれか。
- A. 電源を切ってもデータが保持される不揮発性のメモリで、主に工場出荷時の基本プログラムなどの記録に使われる
- B. 電源を切るとデータが消える揮発性のメモリ
- C. CPUの演算処理そのものを行う装置
- D. 画面表示専用の出力装置
正解: A. 電源を切ってもデータが保持される不揮発性のメモリで、主に工場出荷時の基本プログラムなどの記録に使われる / ROM(Read Only Memory)は、電源を切ってもデータが保持される不揮発性のメモリであり、主にコンピュータ起動時に必要な基本プログラム(BIOS等)の記録に使われる。
問5. キャッシュメモリを設置する目的として最も適切なものはどれか。
- A. CPUと主記憶装置の処理速度の差を埋め、頻繁に使うデータへのアクセスを高速化する
- B. データを永久に保存し続けるため
- C. コンピュータの消費電力を増加させるため
- D. 画面の解像度を向上させるため
正解: A. CPUと主記憶装置の処理速度の差を埋め、頻繁に使うデータへのアクセスを高速化する / キャッシュメモリは、処理速度の速いCPUと、それに比べて低速な主記憶装置との速度差を埋めるために、CPUと主記憶装置の間に配置される高速小容量のメモリであり、頻繁にアクセスされるデータを一時的に保持することで処理を高速化する。
問6. 記憶装置を、アクセス速度が速い順(レジスタが最速)に並び替えよ。
- ( )主記憶装置(メモリ)
- ( )レジスタ
- ( )補助記憶装置(HDD/SSD)
- ( )キャッシュメモリ
正解の順序: レジスタ → キャッシュメモリ → 主記憶装置(メモリ) → 補助記憶装置(HDD/SSD) / 一般的な記憶階層は、アクセス速度が速い順に「レジスタ→キャッシュメモリ→主記憶装置(メモリ)→補助記憶装置(HDD/SSD)」となり、速度が速いほど容量は小さく、価格(ビットあたり)は高い傾向がある。
問7. HDD(ハードディスクドライブ)とSSD(ソリッドステートドライブ)の違いとして最も適切なものはどれか。
- A. HDDは磁気ディスクを回転させて読み書きし、SSDは半導体メモリを使うため一般にSSDの方が高速で衝撃に強い
- B. HDDとSSDは全く同じ仕組みで動作する
- C. SSDは電源を切るとデータが必ず消える
- D. HDDは半導体メモリのみで構成される
正解: A. HDDは磁気ディスクを回転させて読み書きし、SSDは半導体メモリを使うため一般にSSDの方が高速で衝撃に強い / HDDは磁気ディスクを高速回転させて磁気的にデータを読み書きする補助記憶装置であるのに対し、SSDは半導体メモリ(フラッシュメモリ)を用いるため、一般にHDDより読み書きが高速で、駆動部品がなく衝撃にも強い。
問8. USB(Universal Serial Bus)の説明として最も適切なものはどれか。
- A. パソコンと周辺機器を接続するための標準的なインタフェース規格
- B. インターネット上のウェブサイトのアドレスを指す用語
- C. コンピュータウイルスの一種
- D. 会計ソフトの機能名
正解: A. パソコンと周辺機器を接続するための標準的なインタフェース規格 / USB(Universal Serial Bus)は、パソコンとキーボード・マウス・外付けストレージなどの周辺機器を接続するための標準的なシリアルインタフェース規格であり、多くの機器で広く採用されている。
問9. クライアントサーバシステムの説明として最も適切なものはどれか。
- A. サービスを要求する側(クライアント)と、サービスを提供する側(サーバ)に役割を分担するシステム構成
- B. 全てのコンピュータが完全に同一の役割を果たすシステム構成
- C. 1台のコンピュータのみで完結し、ネットワークを一切使わないシステム構成
- D. 紙媒体のみでデータをやり取りするシステム構成
正解: A. サービスを要求する側(クライアント)と、サービスを提供する側(サーバ)に役割を分担するシステム構成 / クライアントサーバシステムは、サービスを要求する「クライアント」と、要求に応じてサービス(データ提供・処理等)を行う「サーバ」に役割を分担し、ネットワークを介して連携するシステム構成である。
問10. シンクライアントシステムの説明として最も適切なものはどれか。
- A. クライアント端末には最小限の機能のみを持たせ、データやアプリケーションの処理をサーバ側に集約するシステム
- B. クライアント端末に全てのデータとアプリケーションを保存するシステム
- C. サーバを一切使わないシステム
- D. 紙の文書のみで業務を行うシステム
正解: A. クライアント端末には最小限の機能のみを持たせ、データやアプリケーションの処理をサーバ側に集約するシステム / シンクライアントシステムは、クライアント端末には表示や入力などの最小限の機能のみを持たせ、データの保存やアプリケーションの処理はサーバ側に集約する構成であり、情報漏えい対策や運用管理の効率化に効果がある。
問11. デュアルシステムの説明として最も適切なものはどれか。
- A. 同じ処理を行う2つのシステムを並行して稼働させ、結果を相互に照合することで信頼性を高める構成
- B. 1つのシステムのみで稼働し、故障時の予備は一切用意しない構成
- C. 2つの異なる会社が共同でシステムを開発する契約形態
- D. システムを2つの異なる言語で開発すること
正解: A. 同じ処理を行う2つのシステムを並行して稼働させ、結果を相互に照合することで信頼性を高める構成 / デュアルシステムは、同一の処理を行う2つのシステムを同時に並行稼働させ、処理結果を照合することで信頼性を確保する構成であり、片方に障害が発生してももう一方で処理を継続できる。
問12. デュプレックスシステムの説明として最も適切なものはどれか。
- A. 普段は現用系のみが処理を行い、待機系は障害発生時に切り替えて処理を引き継ぐ構成
- B. 2つのシステムが常に同じ処理を並行して行い結果を照合する構成
- C. システムを一切冗長化しない単一構成
- D. 全てのデータを紙媒体でのみ保存する構成
正解: A. 普段は現用系のみが処理を行い、待機系は障害発生時に切り替えて処理を引き継ぐ構成 / デュプレックスシステムは、普段は「現用系」のみが処理を行い、「待機系」は障害発生時に切り替えて処理を引き継ぐ構成である。両系が常に同時に処理を行うデュアルシステムとは異なる。
問13. レスポンスタイムの説明として最も適切なものはどれか。
- A. 利用者が処理を要求してから、システムが最初の反応(応答)を返すまでの時間
- B. システムが単位時間あたりに処理できる仕事量
- C. システムを開発するのにかかった総日数
- D. システムの購入費用の総額
正解: A. 利用者が処理を要求してから、システムが最初の反応(応答)を返すまでの時間 / レスポンスタイムは、利用者がシステムに処理を要求してから、システムが最初の反応(応答の一部)を返すまでにかかる時間であり、システムの性能を評価する指標の一つである。
問14. スループットの説明として最も適切なものはどれか。
- A. システムが単位時間あたりに処理できる仕事量(処理件数)
- B. 利用者が処理を要求してから最初の応答が返るまでの時間
- C. システムの導入にかかった費用
- D. システムのディスプレイの解像度
正解: A. システムが単位時間あたりに処理できる仕事量(処理件数) / スループットは、システムが単位時間あたりに処理できる仕事量(トランザクション件数等)を表す指標であり、システムの処理能力を評価する際に用いられる。
問15. ベンチマークテストの目的として最も適切なものはどれか。
- A. 標準的な処理内容を実際に実行させることで、複数のシステムやハードウェアの性能を比較・評価する
- B. システムの見た目のデザインのみを評価する
- C. 従業員の勤怠状況を評価する
- D. 顧客満足度アンケートの結果を集計する
正解: A. 標準的な処理内容を実際に実行させることで、複数のシステムやハードウェアの性能を比較・評価する / ベンチマークテストは、あらかじめ定めた標準的な処理内容(プログラム等)を実際に実行させ、その結果(処理時間等)をもとに複数のシステムやハードウェアの性能を客観的に比較・評価するテストである。
問16. システムの信頼性設計の考え方と内容を対応させよ。
- フェールセーフ ー ( )
- フェールソフト ー ( )
- フォールトトレラント ー ( )
- フールプルーフ ー ( )
正解: フェールセーフ→故障発生時に、被害を最小限に抑える安全な状態にシステムを制御する、フェールソフト→故障発生時に、一部機能を制限してでも運転を継続させる、フォールトトレラント→装置を多重化するなどして、故障が発生しても正常に処理を継続できるようにする、フールプルーフ→利用者が誤った操作をしても、危険な状態にならないようにあらかじめ設計する / フェールセーフは故障時に安全側に制御、フェールソフトは機能を落としてでも運転継続、フォールトトレラントは多重化等により故障時も正常な処理継続を目指す設計、フールプルーフは利用者の誤操作を防ぐ設計思想である。
問17. OS(オペレーティングシステム)の役割として最も適切なものはどれか。
- A. ハードウェアとアプリケーションソフトウェアの間に立ち、資源管理や共通機能の提供を行う基本ソフトウェア
- B. 特定の業務のみを行うアプリケーションソフトウェアの一種
- C. ハードウェアの物理的な製造工程を管理するソフトウェア
- D. 会計帳簿の作成のみに特化したソフトウェア
正解: A. ハードウェアとアプリケーションソフトウェアの間に立ち、資源管理や共通機能の提供を行う基本ソフトウェア / OS(Operating System:オペレーティングシステム)は、CPU・メモリ・入出力装置などのハードウェア資源を管理し、アプリケーションソフトウェアに共通の実行環境や機能を提供する基本ソフトウェアである。
問18. OSにおける「ジョブ管理」の説明として最も適切なものはどれか。
- A. 利用者が依頼した一連の処理(ジョブ)の受付から実行、結果出力までを管理する機能
- B. CPU内部の演算処理そのものを行う機能
- C. ハードディスクの物理的な故障を修理する機能
- D. ネットワークケーブルの配線を管理する機能
正解: A. 利用者が依頼した一連の処理(ジョブ)の受付から実行、結果出力までを管理する機能 / ジョブ管理は、利用者が依頼した一連の処理(ジョブ)を受け付け、優先順位付けやスケジューリングを行いながら実行し、結果を出力するまでの一連の流れを管理するOSの機能である。
問19. OSの「タスク管理」機能によって実現されるマルチタスクの説明として最も適切なものはどれか。
- A. CPUの処理時間を細かく分割し、複数のプログラムを切り替えながら同時に実行しているように見せる仕組み
- B. 1つのプログラムのみを永久に実行し続ける仕組み
- C. ハードディスクの容量を無限に拡張する仕組み
- D. ネットワーク回線を一切使用しない仕組み
正解: A. CPUの処理時間を細かく分割し、複数のプログラムを切り替えながら同時に実行しているように見せる仕組み / マルチタスクは、OSのタスク管理機能により、CPUの処理時間を極めて短い単位で分割し、複数のプログラム(タスク)を高速に切り替えながら実行することで、利用者からは複数の処理が同時に進行しているように見せる仕組みである。
問20. ファイルシステムの役割として最も適切なものはどれか。
- A. 補助記憶装置上のデータをファイル単位で管理し、階層的なフォルダ(ディレクトリ)構造で整理・アクセスを可能にする
- B. CPUの演算処理そのものを行う
- C. ディスプレイの表示解像度を決定する
- D. 電源供給の安定化を図る
正解: A. 補助記憶装置上のデータをファイル単位で管理し、階層的なフォルダ(ディレクトリ)構造で整理・アクセスを可能にする / ファイルシステムは、補助記憶装置(HDD・SSD等)上のデータをファイルという単位で管理し、フォルダ(ディレクトリ)による階層構造で整理・検索・アクセスできるようにするOSの仕組みである。
問21. 仮想記憶(バーチャルメモリ)の説明として最も適切なものはどれか。
- A. 補助記憶装置の一部を主記憶装置のように扱うことで、実際の主記憶容量を超えるプログラムの実行を可能にする技術
- B. 主記憶装置の容量を物理的に無限に拡張する技術
- C. ハードディスクを完全に不要にする技術
- D. ネットワーク通信を暗号化する技術
正解: A. 補助記憶装置の一部を主記憶装置のように扱うことで、実際の主記憶容量を超えるプログラムの実行を可能にする技術 / 仮想記憶(バーチャルメモリ)は、補助記憶装置の一部を主記憶装置の延長として扱う技術であり、実際に搭載されている主記憶容量よりも大きなプログラムやデータを扱えるようにする仕組みである。
問22. マルチプロセッサシステムの説明として最も適切なものはどれか。
- A. 複数のCPU(プロセッサ)を搭載し、処理を並列に分担して実行できるようにしたシステム
- B. CPUを1つのみ搭載したシステム
- C. ハードディスクを複数台搭載しただけのシステム
- D. ディスプレイを複数台接続しただけのシステム
正解: A. 複数のCPU(プロセッサ)を搭載し、処理を並列に分担して実行できるようにしたシステム / マルチプロセッサシステムは、複数のCPU(プロセッサ)を搭載し、複数の処理を並列に分担して実行できるようにすることで、システム全体の処理性能向上を図る構成である。
問23. デバイスドライバの説明として最も適切なものはどれか。
- A. プリンタやマウスなど特定の周辺機器をOSが制御するために必要なソフトウェア
- B. 会計処理を行う業務アプリケーションソフトウェア
- C. ネットワークの物理的なケーブルそのもの
- D. 文書作成専用のアプリケーションソフトウェア
正解: A. プリンタやマウスなど特定の周辺機器をOSが制御するために必要なソフトウェア / デバイスドライバは、プリンタ・マウス・キーボードなど特定の周辺機器(デバイス)を、OSやアプリケーションソフトウェアが正しく制御・利用できるようにするための橋渡し役となるソフトウェアである。
問24. BIOS(Basic Input Output System)の役割として最も適切なものはどれか。
- A. コンピュータの電源投入直後に、ハードウェアの初期化やOSの起動を行うための基本的な制御プログラム
- B. 文書作成のためのアプリケーションソフトウェア
- C. インターネット上の検索エンジン
- D. 会計帳簿を作成するソフトウェア
正解: A. コンピュータの電源投入直後に、ハードウェアの初期化やOSの起動を行うための基本的な制御プログラム / BIOS(Basic Input Output System)は、コンピュータの電源投入直後に実行され、ハードウェアの初期化診断やOSの起動(ブート)処理を担う、マザーボード上のROM等に格納された基本的な制御プログラムである。
問25. スプーリングの説明として最も適切なものはどれか。
- A. 低速な入出力装置(プリンタ等)とのデータのやり取りを、高速な補助記憶装置を経由させることでCPUの待ち時間を減らす技術
- B. CPUの演算処理速度そのものを向上させる技術
- C. ネットワーク回線を暗号化する技術
- D. ハードウェアを物理的に冷却する技術
正解: A. 低速な入出力装置(プリンタ等)とのデータのやり取りを、高速な補助記憶装置を経由させることでCPUの待ち時間を減らす技術 / スプーリングは、印刷データなどをいったん高速な補助記憶装置に書き出しておき、低速なプリンタ等の入出力装置とは非同期にCPUが他の処理を進められるようにすることで、システム全体の処理効率を高める技術である。
問26. NAS(Network Attached Storage)の説明として最も適切なものはどれか。
- A. ネットワークに直接接続して複数のコンピュータから共有利用できるファイルサーバ専用の記憶装置
- B. 1台のパソコンの内部にのみ直接接続する記憶装置
- C. CPUの演算処理を高速化する専用装置
- D. ディスプレイの表示品質を向上させる装置
正解: A. ネットワークに直接接続して複数のコンピュータから共有利用できるファイルサーバ専用の記憶装置 / NAS(Network Attached Storage)は、ネットワークに直接接続することで、複数のコンピュータから同時にファイルを共有・利用できるようにした、ファイルサーバ機能に特化した記憶装置である。
問27. RAID(Redundant Arrays of Inexpensive Disks)の目的として最も適切なものはどれか。
- A. 複数のハードディスクを組み合わせて扱うことで、データの信頼性向上や処理速度の向上を図る
- B. ハードディスクを1台のみ使用してコストを最小化する
- C. ディスプレイの解像度を向上させる
- D. ネットワークの通信速度を暗号化により向上させる
正解: A. 複数のハードディスクを組み合わせて扱うことで、データの信頼性向上や処理速度の向上を図る / RAIDは、複数のハードディスク(またはSSD)を組み合わせて1つの記憶装置のように扱う技術であり、構成方式(RAID0、RAID1、RAID5等)によってデータの信頼性向上(冗長化)や読み書き速度の向上を図ることができる。
問28. RAID1(ミラーリング)の特徴として最も適切なものはどれか。
- A. 同じデータを複数のディスクに同時に書き込むことで、1台が故障してももう一方でデータを維持できる
- B. データを分散して書き込むことで書き込み速度のみを向上させ、冗長性は持たない
- C. ディスクを1台のみ使用する構成である
- D. データを一切保存しない構成である
正解: A. 同じデータを複数のディスクに同時に書き込むことで、1台が故障してももう一方でデータを維持できる / RAID1(ミラーリング)は、同じデータを複数(通常2台)のディスクに同時に書き込む構成であり、1台のディスクが故障してもデータが失われないという高い信頼性を実現する(ただし実効容量はディスク1台分にとどまる)。
問29. ホットスワップの説明として最も適切なものはどれか。
- A. システムの電源を落とさずに、稼働したまま部品(ディスク等)の交換ができる仕組み
- B. システムの電源を必ず落としてから部品を交換する仕組み
- C. 部品の交換を一切認めない仕組み
- D. データを暗号化してから交換する仕組み
正解: A. システムの電源を落とさずに、稼働したまま部品(ディスク等)の交換ができる仕組み / ホットスワップは、システムの電源を落とさず稼働させたままの状態で、故障したディスクなどの部品を交換できる仕組みであり、サービスを停止させずに保守作業を行える利点がある。
問30. グリッドコンピューティングの説明として最も適切なものはどれか。
- A. ネットワークで接続された複数のコンピュータの余剰処理能力を結集し、あたかも1台の高性能なコンピュータのように利用する技術
- B. 1台のコンピュータのみで全ての処理を完結させる技術
- C. 紙媒体でのみデータをやり取りする技術
- D. コンピュータの電源を常に切っておく技術
正解: A. ネットワークで接続された複数のコンピュータの余剰処理能力を結集し、あたかも1台の高性能なコンピュータのように利用する技術 / グリッドコンピューティングは、ネットワークを介して接続された複数のコンピュータの余剰の処理能力を結集し、あたかも1台の高性能なコンピュータであるかのように大規模な計算処理を分散実行する技術である。
問31. サーバ仮想化技術の説明として最も適切なものはどれか。
- A. 1台の物理サーバ上に、複数の仮想的なサーバ(仮想マシン)を動作させ、ハードウェア資源を効率的に活用する技術
- B. 複数の物理サーバを1台の仮想サーバに完全に統合し物理サーバを全廃する技術
- C. サーバの電源を常に落としておく技術
- D. サーバの筐体の色を変更する技術
正解: A. 1台の物理サーバ上に、複数の仮想的なサーバ(仮想マシン)を動作させ、ハードウェア資源を効率的に活用する技術 / サーバ仮想化技術は、1台の物理サーバ上に、それぞれ独立したOSを持つ複数の仮想マシン(仮想サーバ)を動作させる技術であり、ハードウェア資源の有効活用やサーバ台数の削減、運用の柔軟性向上を実現する。
問32. コンテナ技術の説明として最も適切なものはどれか。
- A. アプリケーションの実行に必要なプログラムや設定をまとめ、OS上で軽量に独立した実行環境を提供する技術
- B. 物理的な輸送用コンテナを管理する技術
- C. ハードウェアの温度管理のみを行う技術
- D. データを紙媒体に印刷する技術
正解: A. アプリケーションの実行に必要なプログラムや設定をまとめ、OS上で軽量に独立した実行環境を提供する技術 / コンテナ技術は、アプリケーションの実行に必要なプログラム・ライブラリ・設定などをひとまとめにし、OS上に軽量で独立した実行環境(コンテナ)を作り出す技術であり、仮想マシンに比べて起動が高速でリソース消費が少ない特徴がある。
問33. エッジコンピューティングの説明として最も適切なものはどれか。
- A. データの発生源(現場・端末)に近い場所で処理を行うことで、通信遅延の低減やネットワーク負荷の軽減を図る仕組み
- B. 全てのデータ処理を1か所の巨大なクラウドサーバに集約する仕組み
- C. データを一切処理せず、そのまま破棄する仕組み
- D. 紙媒体のデータのみを扱う仕組み
正解: A. データの発生源(現場・端末)に近い場所で処理を行うことで、通信遅延の低減やネットワーク負荷の軽減を図る仕組み / エッジコンピューティングは、IoTデバイスなどデータが発生する現場(エッジ)に近い場所で処理を行うことで、クラウドとの通信にかかる遅延を減らし、ネットワークの負荷も軽減できる仕組みである。
問34. 組込みシステムに一般的に求められる特性として最も適切なものはどれか。
- A. 限られた電力・リソースの中で、決められた時間内に確実に処理を完了させるリアルタイム性が求められることが多い
- B. 無限の電力供給と処理能力を前提として設計してよい
- C. 処理の実行タイミングは全く考慮しなくてよい
- D. 汎用的な事務処理のみを想定して設計される
正解: A. 限られた電力・リソースの中で、決められた時間内に確実に処理を完了させるリアルタイム性が求められることが多い / 組込みシステムは、自動車の制御装置や家電製品など特定の機器に組み込まれるため、限られた電力・メモリ等のリソースの中で、決められた時間内に確実に処理を完了させる「リアルタイム性」が求められることが多い。
問35. システムの性能評価において「ボトルネック」とは何を指すか。
- A. システム全体の処理性能を制約している、最も処理能力が低い部分
- B. システムの中で最も処理能力が高い部分
- C. システムの見た目のデザイン
- D. システムの導入コストの総額
正解: A. システム全体の処理性能を制約している、最も処理能力が低い部分 / ボトルネックは、瓶の首(ネック)のように狭くなっている部分が全体の流れを制約することに由来し、システム全体の処理性能を制約している、最も処理能力が低い(遅い)部分を指す。
問36. OSにおける「ディレクトリ」の説明として最も適切なものはどれか。
- A. 複数のファイルをまとめて分類・整理するための、フォルダとも呼ばれる階層的な入れ物
- B. CPUの演算処理を実行する装置そのもの
- C. ネットワークケーブルの接続端子
- D. ディスプレイの表示解像度の設定値
正解: A. 複数のファイルをまとめて分類・整理するための、フォルダとも呼ばれる階層的な入れ物 / ディレクトリ(フォルダ)は、複数のファイルを目的別・種類別にまとめて分類・整理するための、階層構造を持つ入れ物であり、ディレクトリの中に別のディレクトリを作ることで階層的に整理できる。
問37. GPU(Graphics Processing Unit)の説明として最も適切なものはどれか。
- A. 画像処理や並列演算に特化した処理装置で、近年は機械学習の計算にも広く活用されている
- B. 文書データの印刷のみを行う装置
- C. ネットワーク回線の暗号化のみを行う装置
- D. 電源の安定供給のみを行う装置
正解: A. 画像処理や並列演算に特化した処理装置で、近年は機械学習の計算にも広く活用されている / GPU(画像処理装置)は、もともと画像・映像の処理に特化した演算装置であるが、大量の並列計算を得意とする特性から、近年は機械学習(ディープラーニング)の学習計算にも広く活用されている。
問38. タッチパネルの説明として最も適切なものはどれか。
- A. 画面に直接触れることで、表示内容の選択や操作の入力ができる入出力装置
- B. 音声のみで操作するための装置
- C. 紙の資料のみをスキャンする装置
- D. 電源の供給のみを行う装置
正解: A. 画面に直接触れることで、表示内容の選択や操作の入力ができる入出力装置 / タッチパネルは、ディスプレイ画面に直接指やペンで触れることで、表示内容の選択やコマンドの入力ができる、入力機能と出力(表示)機能を兼ね備えた装置である。
問39. 負荷分散(ロードバランシング)の目的として最も適切なものはどれか。
- A. 複数のサーバに処理要求を振り分けることで、特定のサーバへの負荷集中を防ぎ、全体の処理効率と可用性を高める
- B. 全ての処理を1台のサーバのみに集中させる
- C. サーバの台数を必ず1台に削減する
- D. 利用者からのアクセスを完全に遮断する
正解: A. 複数のサーバに処理要求を振り分けることで、特定のサーバへの負荷集中を防ぎ、全体の処理効率と可用性を高める / 負荷分散(ロードバランシング)は、複数のサーバに処理要求(アクセス)を適切に振り分けることで、特定の1台に負荷が集中することを防ぎ、システム全体の処理効率と可用性(一部サーバ停止時も継続稼働できる性質)を高める技術である。
問40. プラグアンドプレイの説明として最も適切なものはどれか。
- A. 周辺機器を接続するだけで、OSが自動的に認識し必要な設定を行う仕組み
- B. 周辺機器を接続する前に必ず手動で全ての設定を行わなければならない仕組み
- C. 周辺機器を一切接続できない仕組み
- D. 電源を切った状態でのみ機器が動作する仕組み
正解: A. 周辺機器を接続するだけで、OSが自動的に認識し必要な設定を行う仕組み / プラグアンドプレイは、USBメモリやプリンタなどの周辺機器をコンピュータに接続するだけで、OSが自動的にその機器を認識し、必要なドライバの設定などを行ってくれる仕組みである。