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秘書検定3級 必要とされる資質・職務知識・一般知識

40問 / トルカ(https://toruca.app)

  1. 1. 秘書に求められる資質として最も適切なものはどれか。

    • A. 機密を守る口の堅さと、周囲への気配りができる細やかさ
    • B. 自分の意見を常に上司より優先させる主体性
    • C. 来客の秘密を積極的に周囲に話す社交性
    • D. スケジュールを頻繁に変更する柔軟さのみ

    正解: A. 機密を守る口の堅さと、周囲への気配りができる細やかさ秘書には、業務上知り得た機密を守る口の堅さ、上司や来客への細やかな気配り、明朗さ、機転の良さなど、補佐役として信頼される資質が求められる。

  2. 2. 秘書としての「機転」の例として最も適切なものはどれか。

    • A. 上司が急な来客対応で会議に遅れそうな際、代わりに簡潔に事情を先方へ伝えて調整すること
    • B. 指示がない限り一切自分から動かないこと
    • C. 上司の予定を確認せずに独断で来客の日程を決めること
    • D. 機密事項を来客に詳しく説明すること

    正解: A. 上司が急な来客対応で会議に遅れそうな際、代わりに簡潔に事情を先方へ伝えて調整すること機転とは、状況の変化に応じて臨機応変に適切な対応を判断・実行する能力であり、上司が対応できない場面で状況を的確に把握し、円滑に事を運べるよう気を利かせて行動することが秘書には求められる。

  3. 3. 秘書が上司に対して意見を述べる際の心構えとして最も適切なものはどれか。

    • A. あくまで補佐役の立場を意識し、上司の意向を尊重したうえで、求められれば控えめに意見を述べる
    • B. 秘書は上司に対して一切意見を述べてはならない
    • C. 秘書は自分の意見を上司の意向より優先させるべきである
    • D. 秘書は上司の決定に常に公然と反対意見を主張すべきである

    正解: A. あくまで補佐役の立場を意識し、上司の意向を尊重したうえで、求められれば控えめに意見を述べる秘書はあくまで上司を補佐する立場であるため、上司の意向・立場を尊重しながら、求められた場合や必要な場面では控えめに意見を述べることはあっても、自分の意見を一方的に押し通したり、上司の決定を覆そうとしたりすることは適切ではない。

  4. 4. 秘書の身だしなみに関する基本的な考え方として最も適切なものはどれか。

    • A. 職場にふさわしい清潔感のある身だしなみを心がけ、個性よりも周囲との調和を重視する
    • B. 身だしなみは完全に個人の自由であり職場での配慮は一切不要である
    • C. 秘書は常に華美な服装を心がけるべきである
    • D. 身だしなみは秘書の業務には全く関係がない

    正解: A. 職場にふさわしい清潔感のある身だしなみを心がけ、個性よりも周囲との調和を重視する秘書の身だしなみは、職場にふさわしい清潔感を保ち、来客や周囲に不快感を与えない、周囲との調和を重視したものであることが基本とされる。個性の主張よりも、TPOに応じた適切さが求められる。

  5. 5. 秘書の職務範囲に関する基本的な考え方として最も適切なものはどれか。

    • A. 秘書は上司の判断そのものを代行するのではなく、上司が本来の業務に専念できるよう補佐する
    • B. 秘書は上司の決定権を全て代行することが職務範囲である
    • C. 秘書は与えられた業務以外には一切関心を持つべきではない
    • D. 秘書の職務範囲は法律で厳格に定められており一切の裁量がない

    正解: A. 秘書は上司の判断そのものを代行するのではなく、上司が本来の業務に専念できるよう補佐する秘書の基本的な職務は、上司の判断そのものを代行することではなく、日程管理・来客対応・文書作成補助等を通じて、上司が本来の業務(意思決定等)に専念できる環境を整えることにある。

  6. 6. 上司が不在の際に秘書がとるべき対応として最も適切なものはどれか。

    • A. 秘書の判断で対応できる範囲を超える事項については、上司の判断を仰ぐまで保留し、緊急度に応じて連絡を試みる
    • B. 上司の代わりにあらゆる重要な意思決定を秘書が独断で行ってよい
    • C. 上司が不在の間の来客や連絡は全て無視してよい
    • D. 上司不在時は業務を一切行わず待機するだけでよい

    正解: A. 秘書の判断で対応できる範囲を超える事項については、上司の判断を仰ぐまで保留し、緊急度に応じて連絡を試みる上司不在時、秘書は自らの判断で対応できる範囲の事務は処理しつつ、それを超える重要な判断が必要な事項については、上司の判断を仰ぐまで保留し、緊急度に応じて連絡を試みるなど、適切な優先順位付けをして対応することが求められる。

  7. 7. 秘書が業務上知り得た機密情報の取扱いとして最も適切なものはどれか。

    • A. 業務上必要な範囲を超えて第三者に漏らさないよう厳重に管理する
    • B. 親しい同僚になら機密情報を話してもよい
    • C. 退職後は機密保持の意識を一切持たなくてよい
    • D. 機密情報かどうかの判断は秘書が独自に緩やかに決めてよい

    正解: A. 業務上必要な範囲を超えて第三者に漏らさないよう厳重に管理する秘書は上司や会社の機密情報に日常的に接する立場であるため、業務上必要な範囲を超えて第三者(家族・友人・他部署の同僚を含む)に漏らさないよう厳重に管理する意識が求められ、この意識は退職後も一定程度求められる。

  8. 8. 上司のスケジュール管理における秘書の基本的な役割として最も適切なものはどれか。

    • A. 予定の調整・重複の確認・変更連絡等を行い、上司が効率的に時間を使えるよう支援する
    • B. 上司のスケジュールには秘書は一切関与すべきではない
    • C. スケジュールの最終決定権は常に秘書が持つべきである
    • D. スケジュール管理は来客対応とは全く無関係である

    正解: A. 予定の調整・重複の確認・変更連絡等を行い、上司が効率的に時間を使えるよう支援する秘書は上司のスケジュールについて、面談・会議等の予定調整、重複の確認、変更が生じた際の関係者への連絡などを行い、上司が効率的かつ円滑に時間を使えるよう支援する役割を担う。

  9. 9. 予定にない突然の来客があった場合の秘書の基本的な対応として最も適切なものはどれか。

    • A. 来客の氏名・用件を確認したうえで、上司の状況を踏まえて取り次ぐかどうか、代わりの対応をするかを判断する
    • B. 予定にない来客は理由の如何を問わず全て門前払いにする
    • C. 上司の状況を確認せずに即座に取り次ぐ
    • D. 来客の氏名・用件を一切確認せずに対応する

    正解: A. 来客の氏名・用件を確認したうえで、上司の状況を踏まえて取り次ぐかどうか、代わりの対応をするかを判断する予定にない突然の来客があった場合、秘書はまず来客の氏名・所属・用件を確認したうえで、上司の在席状況や業務の状況を踏まえ、取り次ぐか、日を改めてもらうか、代わりに対応するかを適切に判断する必要がある。

  10. 10. 会社組織における「ライン部門」の説明として最も適切なものはどれか。

    • A. 製造・販売等、会社の目的を直接的に達成する業務を担う部門
    • B. 経理・人事等、ライン部門を専門的な立場から支援する部門のみを指す
    • C. ライン部門は経営陣のみで構成される部門である
    • D. ライン部門と秘書業務は全く関係がない

    正解: A. 製造・販売等、会社の目的を直接的に達成する業務を担う部門会社組織における「ライン部門」は、製造・営業・販売等、会社の事業目的を直接的に達成するための業務を担う部門であり、これを専門的な立場から支援する経理・人事・総務等の部門は「スタッフ部門」と呼ばれる。

  11. 11. 会社組織における「スタッフ部門」の説明として最も適切なものはどれか。

    • A. 経理・人事・総務等、ライン部門の業務を専門的な立場から支援する部門
    • B. スタッフ部門は製造・販売業務を直接担当する部門である
    • C. スタッフ部門は会社に必ず存在しなければならない部門ではない
    • D. スタッフ部門は経営者のみで構成される

    正解: A. 経理・人事・総務等、ライン部門の業務を専門的な立場から支援する部門スタッフ部門は、経理・人事・総務・法務等、ライン部門(製造・営業等)の業務を専門的な立場から支援・補佐する部門であり、会社全体の効率的な運営を支える役割を担う。

  12. 12. 会社役職における「取締役」の一般的な位置づけとして最も適切なものはどれか。

    • A. 会社の経営に関する意思決定・業務執行を担う役職
    • B. 取締役は必ず秘書と同じ業務内容を担う役職である
    • C. 取締役は会社の従業員ではなく顧客のみを指す用語である
    • D. 取締役は必ず非常勤でなければならない役職である

    正解: A. 会社の経営に関する意思決定・業務執行を担う役職取締役は、株式会社において会社の経営に関する意思決定や業務執行を担う役職であり、秘書は多くの場合、こうした役員クラスの上司を補佐する立場に立つ。

  13. 13. 慶弔(けいちょう)に関する一般常識として最も適切なものはどれか。

    • A. 慶事(祝い事)と弔事(不幸事)ではそれぞれ異なる作法・マナーがあり、秘書はこれらの基礎知識を身につける必要がある
    • B. 慶事と弔事は全く同じマナーで対応してよい
    • C. 慶弔に関する知識は秘書業務には一切関係がない
    • D. 弔事の際は明るい色の服装を選ぶのが一般的なマナーである

    正解: A. 慶事(祝い事)と弔事(不幸事)ではそれぞれ異なる作法・マナーがあり、秘書はこれらの基礎知識を身につける必要がある慶事(結婚・昇進等の祝い事)と弔事(葬儀等の不幸事)では、贈り物の表書き・服装・言葉遣い等の作法が大きく異なり、秘書は上司の代理でこれらに対応する場面もあるため、基礎的な社交儀礼の知識を身につけておく必要がある。

  14. 14. 社交文書の一種である「あいさつ状」の用途として最も適切なものはどれか。

    • A. 転勤・就任・退任・年頭のあいさつなど、儀礼的な挨拶を伝えるための文書
    • B. 契約内容を法的に確定させるための文書
    • C. 社内の稟議を通すための文書
    • D. 取引先への請求書として使う文書

    正解: A. 転勤・就任・退任・年頭のあいさつなど、儀礼的な挨拶を伝えるための文書あいさつ状は、転勤・就任・退任・年頭・季節の挨拶など、儀礼的な挨拶を関係者に伝えるための社交文書であり、秘書が上司の代わりに作成・発送を担当することがある。

  15. 15. 秘書が業務を円滑に進めるための「協調性」の表れとして最も適切なものはどれか。

    • A. 他部署の担当者とも良好な関係を保ち、必要な情報のやり取りを円滑に行う
    • B. 他部署とは一切連絡を取らず孤立して業務を行う
    • C. 自分の担当業務以外には一切関心を持たない
    • D. 他部署からの依頼は理由の如何を問わず全て断る

    正解: A. 他部署の担当者とも良好な関係を保ち、必要な情報のやり取りを円滑に行う秘書は上司と社内外の関係者との橋渡し役を担うことも多く、他部署の担当者とも良好な関係を保ち、円滑に情報のやり取りを行う協調性が業務を円滑に進めるうえで重要となる。

  16. 16. 秘書が複数の業務を並行して処理する際の心構えとして最も適切なものはどれか。

    • A. 業務の緊急度・重要度を考慮して優先順位をつけ、計画的に処理する
    • B. 依頼を受けた順番に機械的に処理すればよく優先順位は一切考慮しない
    • C. 最も簡単な業務のみを優先し、難しい業務は後回しにし続ける
    • D. 複数の業務がある場合は全て同時に着手し中断を繰り返す

    正解: A. 業務の緊急度・重要度を考慮して優先順位をつけ、計画的に処理する秘書は日常的に複数の業務を並行して処理することが多いため、それぞれの緊急度・重要度を考慮して優先順位をつけ、計画的に業務を進める工夫が求められる。

  17. 17. 秘書が上司へ報告を行う際の基本的な心得として最も適切なものはどれか。

    • A. 結論を先に述べ、事実と意見を区別して簡潔に伝える
    • B. 報告は必ず時系列の詳細を全て漏れなく長く話すべきである
    • C. 報告には事実と自分の推測を区別せず一体的に伝えてよい
    • D. 報告のタイミングは秘書が完全に自由に決めてよく上司の都合は考慮不要である

    正解: A. 結論を先に述べ、事実と意見を区別して簡潔に伝える秘書が上司へ報告する際は、結論を先に述べ、事実と自分の意見・推測を区別して簡潔に伝えることが基本とされ、上司が忙しい場合には手短に要点を伝える配慮も求められる。

  18. 18. 社内会議における「議事録」の役割として最も適切なものはどれか。

    • A. 会議での議論の経過や決定事項を記録し、後日の確認や共有に役立てる文書
    • B. 議事録は会議の出席者名簿のみを記載する文書である
    • C. 議事録は会議終了後、直ちに廃棄しなければならない文書である
    • D. 議事録の作成は秘書業務とは全く関係がない

    正解: A. 会議での議論の経過や決定事項を記録し、後日の確認や共有に役立てる文書議事録は、会議での議論の経過・発言内容の要点・決定事項等を記録し、出席できなかった関係者への共有や、後日の確認・証跡として役立てるための文書であり、秘書が作成を担当することも多い。

  19. 19. 葬儀に関する用語「通夜」の説明として最も適切なものはどれか。

    • A. 葬儀・告別式の前夜に、故人を偲び親族・関係者が集まる儀式
    • B. 通夜は葬儀・告別式の後に行われる儀式である
    • C. 通夜は結婚式に関連する儀式である
    • D. 通夜は会社の創立記念日に行う儀式である

    正解: A. 葬儀・告別式の前夜に、故人を偲び親族・関係者が集まる儀式通夜は、葬儀・告別式の前夜に、故人を偲び親族・関係者が集まって行う儀式であり、秘書は上司の代理で参列する場合の作法(服装・香典の表書き等)についても基礎知識を身につけておく必要がある。

  20. 20. 秘書が担当することのある「環境整備」の内容として最も適切なものはどれか。

    • A. 上司の執務室・応接室を整理整頓し、快適に業務や来客対応ができる環境を整えること
    • B. 環境整備とは会社全体の建物の建築工事を指す
    • C. 環境整備は秘書の業務範囲には一切含まれない
    • D. 環境整備は上司の私生活の家事全般を指す

    正解: A. 上司の執務室・応接室を整理整頓し、快適に業務や来客対応ができる環境を整えること秘書の環境整備業務には、上司の執務室・応接室の整理整頓、備品の管理、季節に応じた室内環境の調整など、上司が快適に業務を行い、来客を気持ちよく迎えられる環境を整えることが含まれる。

  21. 21. 秘書に求められる「明朗さ」の意味として最も適切なものはどれか。

    • A. 明るく前向きな態度で周囲に接し、良好な人間関係を築くこと
    • B. 常に大きな声で話すことのみを指す
    • C. 自分の意見を一切抑えずに主張し続けることを指す
    • D. 明朗さは秘書業務には全く関係のない資質である

    正解: A. 明るく前向きな態度で周囲に接し、良好な人間関係を築くこと秘書に求められる「明朗さ」は、明るく前向きな態度で上司・来客・同僚等の周囲に接し、良好な人間関係を築くことができる性質を指し、円滑な職場コミュニケーションの基盤となる。

  22. 22. 「稟議(りんぎ)」制度の説明として最も適切なものはどれか。

    • A. 案件について関係者に回覧し、承認を得たうえで意思決定を行う日本企業に多い決裁の仕組み
    • B. 稟議は会議を一切開催せずに済ませるための制度である
    • C. 稟議制度は法律上、全ての企業に義務付けられている制度である
    • D. 稟議書は秘書には一切関係のない文書である

    正解: A. 案件について関係者に回覧し、承認を得たうえで意思決定を行う日本企業に多い決裁の仕組み稟議は、ある案件について起案書(稟議書)を作成し、関係する部署・役職者に順次回覧して承認(押印等)を得ることで意思決定を行う、日本企業に多く見られる決裁の仕組みであり、秘書が稟議書の取り扱いに関わることもある。

  23. 23. 秘書が電話を取り次ぐ際の基本的な対応として最も適切なものはどれか。

    • A. 相手の氏名・所属・用件を確認し、保留にして上司に取り次ぐか、不在の場合は伝言を承る
    • B. 相手の氏名・所属を一切確認せずに取り次ぐ
    • C. 上司が在席していても常に居留守を使うべきである
    • D. 電話の内容にかかわらず全て折り返し対応にする

    正解: A. 相手の氏名・所属・用件を確認し、保留にして上司に取り次ぐか、不在の場合は伝言を承る秘書が電話を取り次ぐ際は、まず相手の氏名・所属・用件を確認したうえで、保留にして上司の在否・対応可否を確認し取り次ぐか、不在・対応不可の場合は丁寧に伝言を承るなどの対応を行う。

  24. 24. 応接室に来客を案内する際の基本的なマナーとして最も適切なものはどれか。

    • A. 上座・下座を意識し、来客を上座に案内する
    • B. 来客の役職に関わらず必ず下座に案内する
    • C. 上座・下座という概念はビジネスマナーには存在しない
    • D. 案内する際は来客より先に部屋に入り奥の席に座ってよい

    正解: A. 上座・下座を意識し、来客を上座に案内する来客を応接室等に案内する際は、入口から遠く、より格上とされる「上座」に来客を案内し、自社側は「下座」に着席するのが一般的なビジネスマナーとされている。

  25. 25. お中元・お歳暮の基本的な意味として最も適切なものはどれか。

    • A. 日頃お世話になっている方への感謝の気持ちを込めて贈る季節の贈答品
    • B. お中元・お歳暮は契約締結の対価として必ず贈らなければならない金品である
    • C. お中元・お歳暮は法律上、全ての企業に贈答が義務付けられている
    • D. お中元・お歳暮は弔事にのみ用いられる贈答品である

    正解: A. 日頃お世話になっている方への感謝の気持ちを込めて贈る季節の贈答品お中元・お歳暮は、日頃お世話になっている取引先や関係者への感謝の気持ちを込めて、夏(お中元)・年末(お歳暮)の時期に贈る季節の贈答品であり、ビジネス上の社交儀礼の一つとして行われる。

  26. 26. 秘書が上司宛の郵便物を扱う際の基本的な留意点として最も適切なものはどれか。

    • A. 「親展」等の指定がある郵便物は開封せず、そのまま上司に渡す
    • B. 全ての郵便物を秘書が開封してから内容を確認する
    • C. 「親展」の指定があっても秘書が内容を確認してよい
    • D. 郵便物の仕分けは秘書の業務範囲には含まれない

    正解: A. 「親展」等の指定がある郵便物は開封せず、そのまま上司に渡す秘書は上司宛の郵便物を仕分ける際、「親展」(本人のみが開封すべき旨の指定)等の記載がある郵便物については開封せず、そのまま上司に渡すのが基本的なマナーである。

  27. 27. 秘書としての「誠実さ」が求められる場面の例として最も適切なものはどれか。

    • A. ミスをした場合、隠さず速やかに報告し対応策を検討すること
    • B. 自分に都合の悪い事実は常に隠蔽してよい
    • C. 誠実さは秘書業務においては特に重視されない資質である
    • D. 誠実であることと迅速な報告は無関係である

    正解: A. ミスをした場合、隠さず速やかに報告し対応策を検討すること秘書としての誠実さは、業務上のミスや問題が生じた際にこれを隠さず速やかに報告し、対応策を検討する姿勢に表れる。信頼関係の維持のために、誠実な対応は秘書業務において特に重視される資質の一つである。

  28. 28. 「トップマネジメント」の説明として最も適切なものはどれか。

    • A. 会社の経営方針や重要な意思決定を担う経営陣(社長・役員等)
    • B. トップマネジメントは末端の現場作業員のみを指す用語である
    • C. トップマネジメントは秘書のことを指す用語である
    • D. トップマネジメントは特定の1つの部署の名称である

    正解: A. 会社の経営方針や重要な意思決定を担う経営陣(社長・役員等)トップマネジメントは、社長・役員等、会社全体の経営方針や重要な意思決定を担う経営陣を指す用語であり、秘書はこうした経営陣を補佐する立場に立つことが多い。

  29. 29. 上司の私的な用事(私用)を秘書が依頼された場合の一般的な考え方として最も適切なものはどれか。

    • A. 節度をわきまえたうえで、業務に支障のない範囲で対応することが慣習上あるが、過度な私的依頼には注意が必要とされる
    • B. 秘書はいかなる私的な用事も一切引き受けるべきではない
    • C. 秘書は私的な用事も本来業務と全く同様に最優先で処理すべきである
    • D. 私的な用事の依頼には秘書業務上の考慮事項は一切存在しない

    正解: A. 節度をわきまえたうえで、業務に支障のない範囲で対応することが慣習上あるが、過度な私的依頼には注意が必要とされる秘書検定の考え方では、上司の私的な用事について、節度をわきまえたうえで業務に支障のない範囲で柔軟に対応する慣習的な側面がある一方、過度に私的な依頼が業務を圧迫する場合には、適切な線引きについて配慮が必要とされる。

  30. 30. ビジネスシーンで求められる一般常識・時事に関する知識を身につける意義として最も適切なものはどれか。

    • A. 上司や来客との会話・対応の中で適切な話題選びや理解ができ、円滑なコミュニケーションに役立つ
    • B. 一般常識や時事知識は秘書業務には全く不要である
    • C. 時事知識は政治的な議論をふっかけるためだけに必要である
    • D. 一般常識は秘書の資格試験にのみ関係し実務には無関係である

    正解: A. 上司や来客との会話・対応の中で適切な話題選びや理解ができ、円滑なコミュニケーションに役立つ秘書は上司の代理で様々な人と接する機会が多いため、一般常識や時事に関する知識を身につけておくことは、会話や来客対応の中で適切な話題選びや円滑なコミュニケーションを図るうえで役立つとされる。

  31. 31. 上司の出張手配において秘書が確認すべき事項として最も適切なものはどれか。

    • A. 出張の日程・目的地・交通手段・宿泊先等を確認し、必要な予約や資料の準備を行う
    • B. 出張手配は秘書の業務範囲に一切含まれない
    • C. 出張の目的や日程を確認する必要はなく手当たり次第に予約すればよい
    • D. 出張の交通手段は必ず最も高額なものを選択すべきである

    正解: A. 出張の日程・目的地・交通手段・宿泊先等を確認し、必要な予約や資料の準備を行う上司の出張手配では、秘書は出張の日程・目的地・交通手段・宿泊先の希望等を確認したうえで、必要な予約手続や関係資料の準備を行い、円滑な出張の実現をサポートする。

  32. 32. 名刺交換の基本的なマナーとして最も適切なものはどれか。

    • A. 訪問した側(下位者側)から先に名刺を差し出すのが一般的なマナーとされる
    • B. 名刺交換には決まった順序というマナーは一切存在しない
    • C. 名刺は受け取った後、すぐにポケットにしまうのがマナーとされる
    • D. 名刺交換は必ず着席してから行うべきである

    正解: A. 訪問した側(下位者側)から先に名刺を差し出すのが一般的なマナーとされる名刺交換の一般的なマナーとして、訪問した側や立場が下位とされる側から先に名刺を差し出すのが基本とされ、受け取った名刺はすぐにしまわず、しばらくテーブル上に置いて相手の氏名・肩書きを確認するのが丁寧な対応とされる。

  33. 33. 秘書に求められる「向上心」の表れとして最も適切なものはどれか。

    • A. 業務に必要な知識・スキルを積極的に学び、より質の高い補佐業務を目指す姿勢
    • B. 向上心とは他人の業務を批判し続けることを指す
    • C. 向上心は秘書業務には無関係な資質である
    • D. 向上心とは自分の業務範囲を無断で拡大することを指す

    正解: A. 業務に必要な知識・スキルを積極的に学び、より質の高い補佐業務を目指す姿勢秘書に求められる向上心は、業務に必要な知識・スキル(ビジネスマナー、文書作成、時事知識等)を積極的に学び、より質の高い補佐業務を提供しようとする前向きな姿勢を指す。

  34. 34. 「尊敬語」の説明として最も適切なものはどれか。

    • A. 相手や第三者の行為・状態を高めて表現する敬語
    • B. 自分側の行為をへりくだって表現する敬語のことである
    • C. 尊敬語は謙譲語と全く同じ意味の敬語である
    • D. 尊敬語はビジネスシーンでは一切使用しない敬語である

    正解: A. 相手や第三者の行為・状態を高めて表現する敬語尊敬語は、相手や第三者の行為・状態を高めて表現する敬語(「いらっしゃる」「おっしゃる」等)であり、自分側の行為をへりくだって表現する謙譲語(「伺う」「申し上げる」等)とは区別される。

  35. 35. 「謙譲語」の説明として最も適切なものはどれか。

    • A. 自分や自分側(自社)の行為をへりくだって表現することで、相対的に相手を高める敬語
    • B. 謙譲語は相手の行為を高めて表現する敬語である
    • C. 謙譲語はビジネス文書には一切使用されない敬語である
    • D. 謙譲語と丁寧語は全く同じ意味の敬語である

    正解: A. 自分や自分側(自社)の行為をへりくだって表現することで、相対的に相手を高める敬語謙譲語は、自分や自分側(自社)の行為・物事をへりくだって表現することで、相対的に相手を高める敬語(「伺う」「申し上げる」「拝見する」等)であり、相手の行為を高める尊敬語とは異なる。

  36. 36. 秘書が上司の名刺や人脈情報を管理する際の留意点として最も適切なものはどれか。

    • A. 取引先情報等の個人情報を含むため、適切な管理・保管方法を徹底し情報漏えいを防ぐ
    • B. 名刺情報は誰でも自由に閲覧・持ち出しできるよう管理すればよい
    • C. 名刺情報の管理は秘書業務には含まれない
    • D. 名刺は受け取った順に無秩序に保管すればよい

    正解: A. 取引先情報等の個人情報を含むため、適切な管理・保管方法を徹底し情報漏えいを防ぐ秘書が管理する名刺や人脈情報には取引先担当者の氏名・連絡先等の個人情報が含まれるため、適切な管理・保管方法(アクセス制限、整理整頓等)を徹底し、情報漏えいを防ぐ意識が求められる。

  37. 37. 会議における「定足数」の説明として最も適切なものはどれか。

    • A. 会議を成立させ有効な決議を行うために必要とされる最低限の出席者数
    • B. 定足数は会議で提供される飲食物の数量を指す
    • C. 定足数は会議室の広さを表す用語である
    • D. 定足数という概念は株式会社の会議には一切適用されない

    正解: A. 会議を成立させ有効な決議を行うために必要とされる最低限の出席者数定足数は、会議(株主総会や取締役会等)を成立させ、有効な決議を行うために必要とされる最低限の出席者数(または議決権数)を指す用語であり、秘書は会議運営の補助を担う際にこうした基礎知識を理解しておくことが役立つ。

  38. 38. 秘書が上司の指示を受ける際の基本的な心得として最も適切なものはどれか。

    • A. 指示内容を正確に理解するため、不明点があればその場で確認する
    • B. 指示内容が不明な場合でも確認せず自己判断で進めるべきである
    • C. 指示は必ず一語一句メモをとらずに記憶のみで対応すべきである
    • D. 指示を受けた後に確認することは上司に対して失礼にあたる

    正解: A. 指示内容を正確に理解するため、不明点があればその場で確認する秘書が上司から指示を受ける際は、後の業務ミスを防ぐため、指示内容を正確に理解し、不明な点があればその場で確認することが基本的な心得とされる。メモを取り復唱して確認する姿勢も重要である。

  39. 39. 祝儀袋(のし袋)の表書きにおける水引の結び方に関する一般的な使い分けとして最も適切なものはどれか。

    • A. 「蝶結び」は何度あってもよい慶事に、「結び切り」は一度きりであってほしい慶弔両方の場面に用いられる
    • B. 水引の結び方はどのような場面でも全く同じものを使用すればよい
    • C. 水引には結び方の種類が一切存在しない
    • D. 「結び切り」は繰り返してもよい祝い事にのみ用いられる

    正解: A. 「蝶結び」は何度あってもよい慶事に、「結び切り」は一度きりであってほしい慶弔両方の場面に用いられる祝儀袋・不祝儀袋の水引には「蝶結び(花結び)」と「結び切り」があり、蝶結びは出産・昇進など何度あってもよい慶事に、結び切りは結婚・弔事・病気見舞いなど一度きりであってほしい場面に用いられるという一般的な使い分けがある。

  40. 40. 秘書検定が目指す「秘書的な仕事」の考え方として最も適切なものはどれか。

    • A. 上司を補佐し組織が円滑に機能するよう支える、幅広い業務・態度・知識の総体
    • B. 秘書的な仕事とは特定の1つの作業のみを機械的に繰り返すことを指す
    • C. 秘書的な仕事は資格を持つ専任の秘書職にのみ限定される概念である
    • D. 秘書的な仕事にはビジネスマナーは一切関係しない

    正解: A. 上司を補佐し組織が円滑に機能するよう支える、幅広い業務・態度・知識の総体秘書検定でいう「秘書的な仕事」は、専任の秘書職に限らず、上司を補佐し組織が円滑に機能するよう支える、資質・職務知識・マナー・技能を含む幅広い業務・態度の総体を指す考え方であり、一般のビジネスパーソンにも通じる実務能力として位置づけられている。