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秘書検定2級 マナー・接遇(応用)
全40問 / トルカ(https://toruca.app)
問1. 上司の代理として取引先の社葬に参列する際の秘書の心得として最も適切なものはどれか。
- A. 上司名の名刺を持参し、記帳の際には「代理」であることを明示する
- B. 上司の代理であることは一切明示せず、自分の名前のみで参列する
- C. 社葬には秘書が代理で参列することは一切認められない
- D. 代理参列の際、香典は一切用意しなくてよい
正解: A. 上司名の名刺を持参し、記帳の際には「代理」であることを明示する / 上司の代理として社葬等に参列する場合、上司の名刺を持参し、受付での記帳の際には上司の氏名の下に「代」と記す等して代理であることを明示するのが一般的なマナーとされる。
問2. 会社の周年記念式典を秘書が運営面で補佐する際に留意すべき事項として最も適切なものはどれか。
- A. 来賓の役職・関係性を踏まえた席次・進行順序の調整、当日の緊急時対応の準備
- B. 式典の運営は当日の思いつきで進行すればよく事前準備は不要である
- C. 来賓の席次は来場した順に無秩序に決めてよい
- D. 式典運営は秘書の業務範囲には一切含まれない
正解: A. 来賓の役職・関係性を踏まえた席次・進行順序の調整、当日の緊急時対応の準備 / 周年記念式典等の運営補佐では、来賓の役職・自社との関係性を踏まえた席次や登壇順序の調整、進行台本の作成、当日の緊急時対応(体調不良者への対応等)の準備など、細やかな事前準備が求められる。
問3. 取引先から高額な贈答品を受け取った際、会社として社内で確認すべき事項として最も適切なものはどれか。
- A. 社内の贈答・接待に関する規程(受領上限額等)に照らして適切かどうかを確認する
- B. 高額であるほど無条件で受け取り、社内規程は一切確認する必要がない
- C. 贈答品の受領には社内規程という概念自体が存在しない
- D. 高額な贈答品は必ず全て突き返さなければならない
正解: A. 社内の贈答・接待に関する規程(受領上限額等)に照らして適切かどうかを確認する / 取引先から高額な贈答品を受け取った場合、企業のコンプライアンスの観点から、社内の贈答・接待に関する規程(受領上限額、上長への報告義務等)に照らして適切かどうかを確認し、必要に応じて上司や関連部署に相談することが望ましい。
問4. 「内祝い」の一般的な意味として最も適切なものはどれか。
- A. 慶事があった際、いただいたお祝いへのお返し、または身内での祝い事の分かち合いとして贈る品
- B. 内祝いは弔事の際にのみ贈る品である
- C. 内祝いは必ずお祝いをいただく前に贈らなければならない品である
- D. 内祝いという習慣は現在のビジネスシーンでは全く用いられていない
正解: A. 慶事があった際、いただいたお祝いへのお返し、または身内での祝い事の分かち合いとして贈る品 / 内祝いは、本来は身内での祝い事の喜びを分かち合うために贈る品を意味するが、現在では一般的に、結婚・出産等の慶事でお祝いをいただいた際のお返しとして贈る品を指すことが多い。
問5. 取引先から強い口調でクレームを受けた際、秘書が対応する上での留意点として最も適切なものはどれか。
- A. 感情的にならず冷静に対応し、事実関係を正確に把握したうえで上司や担当部署に適切に引き継ぐ
- B. 相手の口調に合わせて秘書も感情的に反論する
- C. クレームの内容は一切記録せず記憶のみで対応する
- D. クレームを受けた時点で秘書が独断で全ての解決策を決定・実行する
正解: A. 感情的にならず冷静に対応し、事実関係を正確に把握したうえで上司や担当部署に適切に引き継ぐ / 強い口調のクレームを受けた場合でも、秘書は感情的にならず冷静に対応し、事実関係を正確に把握・記録したうえで、必要に応じて上司や担当部署に適切に引き継ぐことが求められる。
問6. 海外の取引先とのビジネスにおいて、日本の名刺交換の慣習と異なりうる点として留意すべきものはどれか。
- A. 国や文化によって名刺の扱い方(両手で渡す・片手で渡す等)や、名前の姓名の順序表記が異なる場合がある
- B. 名刺交換の作法は世界中どの国でも全く同一である
- C. 海外では名刺交換という習慣自体が一切存在しない
- D. 海外の取引先との名刺交換では日本語のみで名刺を作成すればよい
正解: A. 国や文化によって名刺の扱い方(両手で渡す・片手で渡す等)や、名前の姓名の順序表記が異なる場合がある / 名刺交換の作法や名前の表記順序(姓名の順か名姓の順か)は国・文化によって異なる場合があるため、海外の取引先とのビジネスでは、事前にある程度の文化的な違いを理解しておくことが円滑なコミュニケーションに役立つ。
問7. 取引先へのミス(納期遅延等)に対するお詫び状を作成する際の心がけとして最も適切なものはどれか。
- A. 誠意をもって事実関係とお詫びの意を明確に伝え、今後の対応・再発防止策も添える
- B. お詫び状には言い訳のみを記載し謝罪の言葉は不要である
- C. お詫び状は形式的な儀礼のみで内容は一切考慮しなくてよい
- D. お詫び状には今後の対応策を記載してはならない
正解: A. 誠意をもって事実関係とお詫びの意を明確に伝え、今後の対応・再発防止策も添える / お詫び状(謝罪文)を作成する際は、誠意をもって事実関係とお詫びの意を明確に伝えるとともに、今後の対応策や再発防止策を添えることで、相手の信頼回復につなげる工夫が重要である。
問8. 接待の会食において、料理の好みやアレルギーに関する事前配慮として最も適切なものはどれか。
- A. 事前に相手の食事の好みやアレルギーの有無を可能な範囲で確認し、店選びに反映させる
- B. 事前確認は一切不要であり当日の店で初めて確認すればよい
- C. アレルギーへの配慮は接待の場では全く考慮不要である
- D. 料理の好みは接待の成否に一切影響しない
正解: A. 事前に相手の食事の好みやアレルギーの有無を可能な範囲で確認し、店選びに反映させる / 接待の会食を手配する際は、事前に相手の食事の好みやアレルギーの有無を可能な範囲で確認し、それを踏まえた店選び・メニュー選定を行うことで、相手に配慮の行き届いたおもてなしを提供できる。
問9. 和室での席次(上座・下座)の一般的な考え方として最も適切なものはどれか。
- A. 床の間に近い席が上座とされ、出入口に近い席が下座とされる
- B. 和室には席次という考え方は一切存在しない
- C. 和室の上座は必ず出入口に最も近い席とされる
- D. 和室の席次は洋室の応接室と全く逆の考え方が適用される
正解: A. 床の間に近い席が上座とされ、出入口に近い席が下座とされる / 和室における一般的な席次の考え方では、床の間に近い、格式の高い席が上座とされ、出入口に近い席が下座とされる。これは洋室の応接室(出入口から遠い席が上座)と考え方の根底は共通している。
問10. 新幹線・飛行機の座席における一般的な上座の考え方として最も適切なものはどれか。
- A. 新幹線では窓側の進行方向を向いた席、飛行機では窓側の席が上座とされることが多い
- B. 新幹線・飛行機には上座・下座の考え方は一切存在しない
- C. 新幹線では通路側の席が常に最も上座とされる
- D. 飛行機の座席には進行方向という概念が一切関係しない
正解: A. 新幹線では窓側の進行方向を向いた席、飛行機では窓側の席が上座とされることが多い / 新幹線の座席では、進行方向を向いた窓側の席が上座、通路側が下座とされることが多く、飛行機の座席でも窓側の席が上座とされることが一般的なマナーの目安とされる。
問11. 結婚披露宴に上司の代理で秘書が出席する場合の留意点として最も適切なものはどれか。
- A. 祝辞のスピーチを求められる可能性を考慮し、上司から事前に趣旨や伝えたい内容を確認しておく
- B. 代理出席の場合、上司の意向を確認する必要は一切ない
- C. 祝辞を求められた場合は即興で全く準備なく対応すればよい
- D. 代理出席では祝儀を用意する必要はない
正解: A. 祝辞のスピーチを求められる可能性を考慮し、上司から事前に趣旨や伝えたい内容を確認しておく / 上司の代理で結婚披露宴に出席する場合、祝辞のスピーチを求められる可能性もあるため、事前に上司からどのような趣旨・内容を伝えたいかを確認し、簡単な準備をしておくことが望ましい。
問12. 喪中はがきを受け取った相手への対応として最も適切なものはどれか。
- A. 年賀状は控え、代わりに寒中見舞い等で挨拶をするのが一般的なマナーとされる
- B. 喪中はがきを受け取っても通常通り年賀状を送るべきである
- C. 喪中はがきへの対応方法に決まったマナーは一切存在しない
- D. 喪中はがきを受け取った場合、一切の連絡を絶つべきである
正解: A. 年賀状は控え、代わりに寒中見舞い等で挨拶をするのが一般的なマナーとされる / 喪中はがきを受け取った場合、その相手には年賀状を送るのを控え、代わりに松の内(一般的な目安)を過ぎてから「寒中見舞い」として挨拶を伝えるのが一般的なマナーとされる。
問13. 海外からの来客を応対する際に配慮すべき事項として最も適切なものはどれか。
- A. 文化・宗教上の配慮事項(食事の制約等)を可能な範囲で事前に把握しておく
- B. 海外からの来客には日本国内の来客と全く同じ対応をすれば十分であり、文化的な配慮は一切不要である
- C. 海外からの来客には英語のみで対応すればよく通訳等の準備は一切不要である
- D. 宗教上の食事制約は接待の場では考慮する必要がない
正解: A. 文化・宗教上の配慮事項(食事の制約等)を可能な範囲で事前に把握しておく / 海外からの来客を応対する際は、宗教・文化上の配慮事項(食事の制約、握手やお辞儀の作法の違い等)を可能な範囲で事前に把握し、失礼のない対応を心がけることが求められる。
問14. 上司の不在中にかかってきた重要な取引先からの電話に対し、上司に伝言を残す際の工夫として最も適切なものはどれか。
- A. 5W1H(誰が・いつ・どこで・何を・なぜ・どのように)を意識して要点を整理し、正確に伝わるようメモを残す
- B. 伝言メモは要点を一切整理せず思いつくままに書き殴ればよい
- C. 重要な電話の伝言は口頭のみで済ませ記録は残さなくてよい
- D. 重要な取引先からの電話であっても伝言メモの内容に特段の工夫は不要である
正解: A. 5W1H(誰が・いつ・どこで・何を・なぜ・どのように)を意識して要点を整理し、正確に伝わるようメモを残す / 重要な取引先からの電話の伝言を残す際は、5W1H(いつ・誰が・どこで・何を・なぜ・どのように)を意識して要点を整理し、上司が読んですぐに状況を把握できるよう、正確で分かりやすいメモを残すことが重要である。
問15. 式典等で登壇者の紹介を行う際の一般的な順序として最も適切なものはどれか。
- A. 地位・役職が高い順、あるいは主催者側からの関係性の深さ等を踏まえた序列に配慮して紹介する
- B. 登壇者の紹介順序に決まったマナーは一切存在しない
- C. 登壇者は地位に関わらず必ず年齢の若い順に紹介すべきである
- D. 登壇者の紹介は五十音順にのみ従えばよい
正解: A. 地位・役職が高い順、あるいは主催者側からの関係性の深さ等を踏まえた序列に配慮して紹介する / 式典等での登壇者・来賓の紹介順序は、地位・役職の高さや、主催者側との関係性の深さなどを踏まえた序列に配慮して決定されるのが一般的であり、これを誤ると失礼にあたる場合があるため慎重な確認が必要である。
問16. 上司の代わりに、取引先からの無理な依頼を丁重に断る際の話し方として最も適切なものはどれか。
- A. クッション言葉を用い、理由を添えて丁重にお詫びしながら断る
- B. 無理な依頼にはいかなる理由も添えず一方的に断ればよい
- C. 断る際は相手の話を一切聞かず即座に電話を切ってよい
- D. 断り方には特段の配慮は不要であり事務的に対応すればよい
正解: A. クッション言葉を用い、理由を添えて丁重にお詫びしながら断る / 取引先からの無理な依頼を断る際は、「大変恐縮ですが」等のクッション言葉を用い、可能な範囲で理由を添えながら丁重にお詫びの言葉とともに断ることで、相手との関係性を損なわないよう配慮することが重要である。
問17. 接待の会食の締めくくりにおいて秘書(担当者)が留意すべき事項として最も適切なものはどれか。
- A. 会計・見送りの段取りを事前に整え、相手に不快感を与えないよう配慮する
- B. 会食の締めくくりには特段の配慮は不要であり自然に解散すればよい
- C. 会計処理はその場で相手に見えるようにあえて目立たせるべきである
- D. 見送りは一切行わず会食終了と同時に立ち去ってよい
正解: A. 会計・見送りの段取りを事前に整え、相手に不快感を与えないよう配慮する / 接待の会食を締めくくる際は、会計を相手に気づかれないようスマートに済ませる段取りや、丁寧な見送りなど、最後まで相手に配慮した対応を行うことが接待を成功させるうえで重要である。
問18. 会社の代表者交代(社長交代)を取引先に知らせる「就任・退任のあいさつ状」を作成する際の一般的な構成として最も適切なものはどれか。
- A. 退任者からの挨拶と後任者の紹介・抱負を、感謝の意とともに簡潔にまとめる
- B. 就任・退任のあいさつ状には退任者に関する記載を一切含めてはならない
- C. 就任・退任のあいさつ状は儀礼的な要素を一切排除した事務連絡文書として作成する
- D. 就任・退任のあいさつ状は電話でのみ伝えるべきであり書面化する必要はない
正解: A. 退任者からの挨拶と後任者の紹介・抱負を、感謝の意とともに簡潔にまとめる / 会社の代表者交代等に伴う就任・退任のあいさつ状は、退任者からのこれまでの感謝の意と、後任者の紹介・今後の抱負等を、儀礼的な形式(頭語・時候の挨拶等)に沿って簡潔にまとめて作成するのが一般的である。
問19. 急な訃報(取引先関係者の死去等)の連絡を受けた際の秘書の初動対応として最も適切なものはどれか。
- A. 速やかに事実関係(葬儀の日程・場所・宗教形式等)を確認し、上司に報告する
- B. 訃報の内容にかかわらず一切対応せず放置してよい
- C. 訃報の連絡内容を確認せず即座に上司の予定を全て自己判断でキャンセルする
- D. 訃報に関する対応は秘書業務には一切含まれない
正解: A. 速やかに事実関係(葬儀の日程・場所・宗教形式等)を確認し、上司に報告する / 取引先関係者の訃報の連絡を受けた場合、秘書は速やかに葬儀の日程・場所・宗教形式(香典の表書きにも影響する)等の事実関係を確認し、上司に報告して今後の対応(弔電の手配、参列の要否等)の指示を仰ぐことが求められる。
問20. 弔電を送る際の一般的な留意点として最も適切なものはどれか。
- A. 宗教・宗派に応じた適切な表現(「ご冥福」は仏式のみで用いる等)に配慮する
- B. 弔電の文言には宗教・宗派による違いは一切考慮しなくてよい
- C. 弔電は必ず葬儀終了後に届くよう手配すべきである
- D. 弔電を送る際に宛先や差出人名を明記する必要は一切ない
正解: A. 宗教・宗派に応じた適切な表現(「ご冥福」は仏式のみで用いる等)に配慮する / 弔電を送る際は、宗教・宗派によって適切な表現が異なる場合がある点に留意する必要がある(例:「ご冥福をお祈りします」は仏教用語であり、神式やキリスト教式では別の表現が用いられる)。また葬儀に間に合うよう手配することが重要である。
問21. 海外の取引先とのオンライン会議において留意すべき事項として最も適切なものはどれか。
- A. 時差・言語・通信環境等を事前に確認し、円滑な進行のための準備を整える
- B. オンライン会議では時差の考慮は一切不要である
- C. 海外との会議では言語の違いに配慮する必要はない
- D. オンライン会議の通信環境の確認は秘書の業務範囲には含まれない
正解: A. 時差・言語・通信環境等を事前に確認し、円滑な進行のための準備を整える / 海外の取引先とのオンライン会議を設定・運営する際は、時差の調整、通訳や資料の多言語対応の要否、通信環境(接続テスト等)の事前確認など、円滑な進行のための細やかな準備が求められる。
問22. 上司が体調不良で来客対応中に離席せざるを得ない状況になった場合の秘書の対応として最も適切なものはどれか。
- A. 来客に丁重に事情を説明し、待機いただくか、日を改めていただくかを状況に応じて判断・案内する
- B. 来客に一切説明せず放置する
- C. 上司の体調不良の詳細を来客に事細かに伝える
- D. 秘書が上司に代わって商談内容を代行して決定する
正解: A. 来客に丁重に事情を説明し、待機いただくか、日を改めていただくかを状況に応じて判断・案内する / 上司が体調不良等で来客対応中に離席せざるを得ない場合、秘書は来客に対して過度に詳細な事情を伝える必要はないが、丁重にお詫びと簡潔な事情説明を行い、待機いただくか改めて日を設定するかを状況に応じて適切に案内する。
問23. 会社の移転(本社移転等)を取引先に知らせる案内状の内容として最も適切なものはどれか。
- A. 移転日・新住所・電話番号等の変更事項を明記し、今後の変わらぬ支援を依頼する挨拶を添える
- B. 移転案内状には新住所を記載する必要はない
- C. 移転案内状は電話番号等の変更事項を一切記載しない簡易な形式でよい
- D. 移転案内状は取引先には一切送付する必要がない
正解: A. 移転日・新住所・電話番号等の変更事項を明記し、今後の変わらぬ支援を依頼する挨拶を添える / 会社移転の案内状には、移転日・新住所・電話番号等の変更事項を明確に記載し、これまでの感謝と今後も変わらぬ支援をお願いする旨の挨拶を添えるのが一般的な構成である。
問24. 上司が長年の功労者として表彰される式典に際し、秘書が留意すべき事項として最も適切なものはどれか。
- A. 式典の進行内容や上司の役割(挨拶の有無等)を事前に把握し、必要な準備をサポートする
- B. 表彰式典であっても秘書は一切関与しなくてよい
- C. 式典の内容は当日いきなり把握すれば十分である
- D. 上司への表彰式典には特段の準備は不要である
正解: A. 式典の進行内容や上司の役割(挨拶の有無等)を事前に把握し、必要な準備をサポートする / 上司が表彰される式典等に際しては、進行内容や上司が担う役割(受賞の挨拶等)を事前に把握し、必要な準備(原稿の確認、服装への配慮等)をサポートすることが秘書の役割として求められる。
問25. 海外の取引先へ贈答品を贈る際に留意すべき事項として最も適切なものはどれか。
- A. 文化・宗教上タブーとされる品物(数字・色・品目等)がないか事前に確認する
- B. 贈答品の文化的な配慮は日本国内の相手にのみ必要であり海外には一切不要である
- C. 海外への贈答品には日本と全く同じ習慣をそのまま適用すればよい
- D. 海外への贈答品選びには特段の注意点は存在しない
正解: A. 文化・宗教上タブーとされる品物(数字・色・品目等)がないか事前に確認する / 海外の取引先へ贈答品を贈る際は、文化・宗教上タブーとされる品物や数字(例:特定の数字を嫌う文化、特定の花を弔事に用いる文化等)がないか事前に確認し、失礼のないよう配慮することが重要である。
問26. 上司が複数の来客と同時に会談する際、茶菓を出す順序として最も適切なものはどれか。
- A. 上座に近い、より地位の高い来客から順に出す
- B. 茶菓を出す順序に決まったマナーは一切存在しない
- C. 下座の人から先に出すのが正式なマナーである
- D. 茶菓は全員に同時に一度で出すことが不可能な場合は出さなくてよい
正解: A. 上座に近い、より地位の高い来客から順に出す / 複数の来客に茶菓を出す際は、上座に近い、より地位の高いとされる来客から順に出していくのが一般的なビジネスマナーとされる。
問27. 上司の昇進祝いを社内外から受けた際の秘書の対応として最も適切なものはどれか。
- A. お祝いの品や祝電を整理・記録し、上司の意向に沿ってお礼状の送付等をサポートする
- B. 昇進祝いの対応は秘書の業務範囲には一切含まれない
- C. お祝いをいただいても記録・整理は不要である
- D. お礼状は一切送付する必要がない
正解: A. お祝いの品や祝電を整理・記録し、上司の意向に沿ってお礼状の送付等をサポートする / 上司が昇進祝いを社内外から受けた場合、秘書はいただいたお祝いの品・祝電等を整理・記録し、上司の意向に沿ってお礼状の送付や内祝いの手配等をサポートする役割を担うことが多い。
問28. 取引先へ送る「新年のあいさつ状(年賀状)」を作成する際の一般的な配慮事項として最も適切なものはどれか。
- A. 「賀正」等の賀詞は目上の人には失礼にあたる場合があるため、「謹賀新年」等の丁寧な表現を用いる
- B. 年賀状に用いる賀詞の選び方には一切の配慮は不要である
- C. 年賀状は必ず「賀正」の一言のみで作成すべきである
- D. 取引先への年賀状には句読点を多用するのが正式なマナーである
正解: A. 「賀正」等の賀詞は目上の人には失礼にあたる場合があるため、「謹賀新年」等の丁寧な表現を用いる / 年賀状の賀詞には、「賀正」「迎春」のような簡略な二文字の賀詞と、「謹賀新年」「恭賀新年」のような四文字の丁寧な賀詞があり、目上の人や取引先へは失礼にならないよう「謹賀新年」等の丁寧な表現を選ぶのが一般的な配慮とされる(なお、賀詞に句読点は用いないのが慣例である)。
問29. 上司が病気療養から復帰した際、来客・取引先への対応として秘書が配慮すべき事項として最も適切なものはどれか。
- A. 上司の意向を確認したうえで、無理のないスケジュールを組み、必要に応じて体調への配慮を関係者に伝える
- B. 復帰後は療養前と全く同じ過密なスケジュールをすぐに組んでよい
- C. 上司の体調に関する情報は誰にも一切伝えてはならない
- D. 復帰後のスケジュール調整は秘書の業務範囲には含まれない
正解: A. 上司の意向を確認したうえで、無理のないスケジュールを組み、必要に応じて体調への配慮を関係者に伝える / 上司が病気療養から復帰した際は、上司本人の意向を確認したうえで無理のないスケジュールを組み、必要な範囲で(本人の同意のもと)体調への配慮を関係者に伝えるなど、細やかな配慮が求められる。
問30. 秘書が上司の代理で祝賀会に出席し、乾杯の音頭を任された場合の対応として最も適切なものはどれか。
- A. 上司から趣旨や伝えるべき内容を事前に確認し、簡潔で場にふさわしいあいさつを準備する
- B. 乾杯の音頭は事前準備を一切せず即興で行うべきである
- C. 秘書が乾杯の音頭を任されることは一切あり得ない
- D. 乾杯の音頭では長時間にわたる詳細な説明を行うべきである
正解: A. 上司から趣旨や伝えるべき内容を事前に確認し、簡潔で場にふさわしいあいさつを準備する / 秘書が上司の代理で祝賀会等の乾杯の音頭を任された場合、上司から事前に趣旨や伝えたい内容を確認し、簡潔で場にふさわしいあいさつを準備しておくことが望ましい対応とされる。
問31. 海外からの重要な来賓を空港まで出迎える際の一般的な配慮として最も適切なものはどれか。
- A. フライト状況を事前に確認し、迎えの車両・案内役を手配して丁重に対応する
- B. 空港への出迎えは一切不要であり相手に自力で来社してもらえばよい
- C. フライト状況の確認は不要であり到着予定時刻のみを信じて待てばよい
- D. 重要な来賓であっても案内役の手配は不要である
正解: A. フライト状況を事前に確認し、迎えの車両・案内役を手配して丁重に対応する / 海外からの重要な来賓を出迎える際は、フライトの遅延等に備えて事前にフライト状況を確認し、迎えの車両・案内役を手配するなど、丁重な対応を行うことが望ましいとされる。
問32. 上司が受け取った祝儀・不祝儀の金品を会社としてどのように処理するかの一般的な考え方として最も適切なものはどれか。
- A. 会社宛か個人宛かを区別し、それぞれの規程・慣習に沿った適切な処理(記録・お返し等)を行う
- B. 祝儀・不祝儀はいかなる場合も秘書個人の判断のみで処理してよい
- C. 会社宛の祝儀・不祝儀は記録を一切残さなくてよい
- D. 祝儀・不祝儀の処理に関する規程は存在しない
正解: A. 会社宛か個人宛かを区別し、それぞれの規程・慣習に沿った適切な処理(記録・お返し等)を行う / 上司が受け取った祝儀・不祝儀の金品は、会社宛のものか上司個人宛のものかを区別したうえで、それぞれの社内規程や慣習に沿った適切な処理(記録・お返しの手配等)を行う必要がある。
問33. 取引先の役員が急に来社し、上司が別の重要な来客対応中で対応できない場合の秘書の判断として最も適切なものはどれか。
- A. 状況を丁重に説明したうえで、待機いただくか、他の対応可能な役職者につなぐか等を柔軟に判断する
- B. 先に来ていた来客を放置して急な来客を優先する
- C. 急な来客には一切対応せず門前払いにする
- D. 状況を全く説明せずただ待たせるだけにする
正解: A. 状況を丁重に説明したうえで、待機いただくか、他の対応可能な役職者につなぐか等を柔軟に判断する / 上司が対応中に別の重要な来客があった場合、秘書は状況を丁重に説明したうえで、待機いただくか、他の対応可能な役職者に取り次ぐか等、柔軟な状況判断を行い、双方に失礼のないよう調整することが求められる。
問34. 「弔事の手紙」において、通常のビジネス文書と異なる形式的な配慮として最も適切なものはどれか。
- A. 頭語・時候の挨拶を省略し、重ね言葉(「重ね重ね」等)や忌み言葉を避けて簡潔に書く
- B. 弔事の手紙にも通常通り丁寧な時候の挨拶を長く書くべきである
- C. 弔事の手紙には言葉遣いに関する特段の配慮は一切不要である
- D. 弔事の手紙は必ず赤色のペンで書くのが正式なマナーとされる
正解: A. 頭語・時候の挨拶を省略し、重ね言葉(「重ね重ね」等)や忌み言葉を避けて簡潔に書く / 弔事の手紙(お悔やみ状)では、頭語・時候の挨拶を省略して簡潔に書き、不幸が重なることを連想させる重ね言葉(「重ね重ね」「たびたび」等)や忌み言葉を避けるといった、通常のビジネス文書とは異なる形式的な配慮が求められる。
問35. 上司が社外の重要な人物(大臣・大使等)と面会する際、秘書が事前に確認すべき事項として最も適切なものはどれか。
- A. 先方の役職に応じた敬称・呼称、面会時の作法(着席順、名刺交換の順序等)について事前に確認する
- B. 重要な人物との面会であっても通常の来客と全く同じ対応でよく事前確認は不要である
- C. 敬称・呼称に関する事前確認は秘書の業務範囲には含まれない
- D. 面会の作法は当日その場で臨機応変に決めればよい
正解: A. 先方の役職に応じた敬称・呼称、面会時の作法(着席順、名刺交換の順序等)について事前に確認する / 大臣・大使など特に重要な役職・立場の人物と上司が面会する際は、失礼のないよう、先方にふさわしい敬称・呼称や、面会時の作法(着席の順序、名刺交換の順序等)について事前に確認・準備しておくことが重要である。
問36. 会社の慶事(創業記念日等)に際し、社内外へのお披露目イベントを企画する際に秘書が留意すべき事項として最も適切なものはどれか。
- A. 招待客のリスト作成・案内状の発送・当日の進行等を計画的に準備し、関係部署と連携する
- B. お披露目イベントは一切の準備をせず当日思いつきで開催すればよい
- C. 招待客のリスト作成は秘書の業務範囲には一切含まれない
- D. 関係部署との連携は不要であり秘書単独で全て完結させるべきである
正解: A. 招待客のリスト作成・案内状の発送・当日の進行等を計画的に準備し、関係部署と連携する / 創業記念日等のお披露目イベントを企画する際は、招待客のリスト作成、案内状の発送、当日の進行台本の準備等を計画的に進め、広報部門等の関係部署とも連携しながら準備を進めることが求められる。
問37. 秘書が上司に代わって取引先へ丁重なお詫びの電話をする際の心得として最も適切なものはどれか。
- A. 事実関係を正確に伝え、誠意をもって謝罪の意を表しつつ、今後の対応方針も簡潔に伝える
- B. お詫びの電話では事実関係を伝える必要はなく謝罪の言葉のみでよい
- C. お詫びの電話では今後の対応方針は一切伝えなくてよい
- D. 秘書が代理でお詫びの電話をすることは一切許容されない
正解: A. 事実関係を正確に伝え、誠意をもって謝罪の意を表しつつ、今後の対応方針も簡潔に伝える / 秘書が上司に代わって取引先へお詫びの電話をする際は、事実関係を正確に伝え、誠意をもって謝罪の意を表すとともに、今後の対応方針についても簡潔に伝えることで、相手の不安を軽減し信頼回復に努めることが重要である。
問38. 外国人来賓を招いた会食で、日本の食事作法と海外の作法が異なる場合の対応として最も適切なものはどれか。
- A. 相手の文化的背景に配慮しつつ、必要に応じて日本の作法をさりげなく案内する
- B. 外国人来賓には日本の作法を一切説明せず放置してよい
- C. 外国人来賓には日本の作法を強制的に厳格に守らせるべきである
- D. 食事作法の違いに配慮する必要は一切ない
正解: A. 相手の文化的背景に配慮しつつ、必要に応じて日本の作法をさりげなく案内する / 外国人来賓を招いた会食では、日本と海外で食事作法が異なる場合があることを踏まえ、相手の文化的背景に配慮しながら、必要に応じてさりげなく日本の作法(箸の使い方等)を案内するなどの気配りが望ましい。
問39. 上司が経営する会社の合併・統合等の重要発表前に、秘書が社内外からの問い合わせに対応する際の心得として最も適切なものはどれか。
- A. 正式発表前の情報については口外せず、問い合わせには「担当部署にご確認ください」等、慎重に対応する
- B. 問い合わせがあれば全ての詳細情報を秘書の判断で説明してよい
- C. 重要発表前の情報管理は秘書業務には一切関係がない
- D. 問い合わせには一切応対せず電話を切ってしまってよい
正解: A. 正式発表前の情報については口外せず、問い合わせには「担当部署にご確認ください」等、慎重に対応する / 合併・統合等、正式発表前の重要な機密情報について社内外から問い合わせがあった場合、秘書は情報を口外せず、「正式な発表をお待ちください」「担当部署にご確認ください」等、慎重かつ丁重に対応することが求められる。
問40. 秘書検定2級で求められる「マナー・接遇」の応用力の意味として最も適切なものはどれか。
- A. 定型的なマナーの型を身につけたうえで、状況に応じて相手や場面に配慮した柔軟な対応ができる力
- B. マナーは一切の応用を許さず、常に決められた型通りにのみ実行すればよい
- C. 応用力とはマナーを完全に無視して独自のやり方で対応することを意味する
- D. マナー・接遇の応用力は秘書検定2級の出題範囲には含まれない
正解: A. 定型的なマナーの型を身につけたうえで、状況に応じて相手や場面に配慮した柔軟な対応ができる力 / 秘書検定2級で求められる「マナー・接遇」の応用力とは、3級で学ぶ定型的なマナーの型を土台としたうえで、実際の多様な状況(弔事の代理出席、国際ビジネス、クレーム対応等)に応じて、相手や場面に配慮した柔軟な対応ができる実践的な力を指す。