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販売士検定3級 マーケティング
全40問 / トルカ(https://toruca.app)
問1. 「マーケティング」の基本的な考え方として最も適切なものはどれか。
- A. 顧客のニーズを把握し、それを満たす商品・サービスを提供することで、企業と顧客の双方に価値を生み出す一連の活動
- B. マーケティングは広告宣伝活動のみを指す狭い概念である
- C. マーケティングは価格を可能な限り引き下げることのみを目的とする
- D. マーケティングは商品の製造工程のみを指す概念である
正解: A. 顧客のニーズを把握し、それを満たす商品・サービスを提供することで、企業と顧客の双方に価値を生み出す一連の活動 / マーケティングは、顧客のニーズを把握し、それを満たす商品・サービスを企画・提供することで、企業の売上・利益の実現と、顧客の満足という双方の価値を生み出すことを目指す一連の活動である。
問2. マーケティングの「4P」に含まれる要素の組み合わせとして正しいものはどれか。
- A. Product(製品)、Price(価格)、Place(流通)、Promotion(販売促進)
- B. People(人材)、Process(プロセス)、Physical evidence(物的証拠)、Profit(利益)
- C. Plan(計画)、Practice(実践)、Position(位置)、Purpose(目的)
- D. Personal(個人)、Public(公共)、Private(私的)、Political(政治的)
正解: A. Product(製品)、Price(価格)、Place(流通)、Promotion(販売促進) / マーケティングの4Pは、Product(製品)、Price(価格)、Place(流通・チャネル)、Promotion(販売促進)という、企業が顧客に価値を届けるためにコントロールする4つの要素(マーケティングミックス)を指す。
問3. 小売業における「マーケティング」の役割として最も適切なものはどれか。
- A. 商圏内の顧客ニーズを把握し、品揃え・価格・立地・販促を通じて顧客満足と売上の実現を図ること
- B. 小売業のマーケティングは全国的な広告展開のみを行うことを指す
- C. 小売業のマーケティングは仕入活動とは全く無関係な活動である
- D. 小売業のマーケティングは大企業のみが取り組むべき活動である
正解: A. 商圏内の顧客ニーズを把握し、品揃え・価格・立地・販促を通じて顧客満足と売上の実現を図ること / 小売業におけるマーケティングは、商圏内の顧客ニーズを的確に把握し、品揃え(マーチャンダイジング)・価格設定・立地・販売促進活動等を通じて、顧客満足と自社の売上・利益の実現を図ることを目的とする活動であり、企業規模を問わず重要な取り組みである。
問4. マーケティングにおける「市場細分化(セグメンテーション)」の説明として最も適切なものはどれか。
- A. 年齢・性別・所得・ライフスタイル等の基準に基づき、市場を同質なニーズを持つグループに分割すること
- B. 市場細分化は全ての顧客を均一に扱うことを目的とする考え方である
- C. 市場細分化は価格のみを基準に市場を分割する考え方である
- D. 市場細分化には顧客ニーズの違いという観点は一切考慮されない
正解: A. 年齢・性別・所得・ライフスタイル等の基準に基づき、市場を同質なニーズを持つグループに分割すること / 市場細分化(セグメンテーション)は、年齢・性別・所得・ライフスタイル・購買行動等の基準に基づき、多様な顧客からなる市場を、同質なニーズや特性を持つグループ(セグメント)に分割することであり、その後のターゲティング(標的市場の選定)の基礎となる。
問5. 「ターゲティング」の説明として最も適切なものはどれか。
- A. 市場細分化によって分割されたセグメントの中から、自社が重点的にアプローチする標的市場を選定すること
- B. ターゲティングは全ての顧客を無差別に対象とする考え方である
- C. ターゲティングは価格設定のみを行う活動である
- D. ターゲティングには市場細分化という前提は一切不要である
正解: A. 市場細分化によって分割されたセグメントの中から、自社が重点的にアプローチする標的市場を選定すること / ターゲティングは、市場細分化によって分割された複数のセグメントの中から、自社の強みや経営資源を踏まえて、重点的にアプローチする標的市場(ターゲット)を選定する活動であり、その後のポジショニングやマーケティング施策の方向性を決定づける。
問6. 「ポジショニング」の説明として最も適切なものはどれか。
- A. 自社の商品・サービスを、競合他社との比較の中で、顧客の心の中に独自の位置づけとして認識させること
- B. ポジショニングは店舗の物理的な立地選定のみを指す用語である
- C. ポジショニングは価格の設定のみを指す用語である
- D. ポジショニングには競合他社との比較という観点は一切考慮されない
正解: A. 自社の商品・サービスを、競合他社との比較の中で、顧客の心の中に独自の位置づけとして認識させること / ポジショニングは、市場細分化・ターゲティングを経て、自社の商品・サービスを競合他社との比較の中で、顧客の心の中に「他とは違う独自の価値がある」という位置づけ(イメージ)として認識させるための戦略的な活動である。
問7. 「顧客ロイヤルティ」の説明として最も適切なものはどれか。
- A. 顧客が特定の企業やブランドに対して抱く愛着・信頼感であり、継続的な購買や他者への推奨行動につながる
- B. 顧客ロイヤルティは一度の購入のみを指す概念である
- C. 顧客ロイヤルティは価格の安さのみによって形成される概念である
- D. 顧客ロイヤルティには他者への推奨行動という要素は一切含まれない
正解: A. 顧客が特定の企業やブランドに対して抱く愛着・信頼感であり、継続的な購買や他者への推奨行動につながる / 顧客ロイヤルティは、顧客が特定の企業やブランドに対して抱く愛着・信頼感であり、これが高い顧客は継続的な購買(リピート)を行うだけでなく、周囲の人々への口コミでの推奨行動にもつながるため、企業の長期的な収益に大きく貢献する。
問8. 「FSP(Frequent Shoppers Program:優良顧客制度)」の説明として最も適切なものはどれか。
- A. 購買頻度や購買金額の高い優良顧客を優遇することで、顧客の囲い込みとロイヤルティの向上を図る仕組み
- B. FSPは全ての顧客に均一のサービスを提供する仕組みである
- C. FSPは新規顧客の獲得のみを目的とした仕組みである
- D. FSPには購買実績データの活用という要素は一切含まれない
正解: A. 購買頻度や購買金額の高い優良顧客を優遇することで、顧客の囲い込みとロイヤルティの向上を図る仕組み / FSP(Frequent Shoppers Program)は、ポイントカード等を通じて収集した購買履歴データを分析し、購買頻度や購買金額の高い優良顧客を、割引や特典等で優遇することにより、顧客の囲い込みとロイヤルティの向上を図る顧客戦略の仕組みである。
問9. 「CRM(Customer Relationship Management:顧客関係管理)」の説明として最も適切なものはどれか。
- A. 顧客の情報や購買履歴を一元的に管理・分析し、個々の顧客との良好な関係構築を図る経営手法
- B. CRMは商品の在庫管理のみを行う手法である
- C. CRMは新規出店計画のみを策定する手法である
- D. CRMには顧客データの活用という観点は一切考慮されない
正解: A. 顧客の情報や購買履歴を一元的に管理・分析し、個々の顧客との良好な関係構築を図る経営手法 / CRM(Customer Relationship Management)は、顧客一人ひとりの情報(属性、購買履歴、問い合わせ履歴等)を一元的に管理・分析し、個々の顧客に最適化されたアプローチ(提案、コミュニケーション等)を行うことで、長期的で良好な顧客関係の構築を図る経営手法である。
問10. 「広告」と「販売促進(セールスプロモーション)」の違いとして最も適切なものはどれか。
- A. 広告は主にメディアを通じて商品・企業のイメージや情報を伝達する活動であり、販売促進は値引き・キャンペーン等、より直接的に購買を促す活動である
- B. 広告と販売促進は全く同じ概念であり区別する必要はない
- C. 販売促進はテレビCMのみを指す概念である
- D. 広告には短期的な購買促進という目的は一切含まれない
正解: A. 広告は主にメディアを通じて商品・企業のイメージや情報を伝達する活動であり、販売促進は値引き・キャンペーン等、より直接的に購買を促す活動である / 広告は、テレビ・新聞・インターネット等のメディアを通じて、商品や企業のイメージ・情報を広く伝達する活動であるのに対し、販売促進(セールスプロモーション)は、値引き、クーポン、キャンペーン、実演販売等、より直接的かつ短期的に購買行動を促す活動を指し、両者は補完的な関係にある。
問11. 消費者間の「口コミ(クチコミ)」がマーケティングにおいて重視される理由として最も適切なものはどれか。
- A. 企業からの一方的な広告よりも、第三者である消費者の生の声の方が信頼性が高いと受け止められやすいため
- B. 口コミは企業が完全にコントロールできる情報伝達手段であるため
- C. 口コミはマーケティングにおいて全く重視されていない要素である
- D. 口コミは広告費用を一切かけずに実施できるため無条件に最良の手法とされる
正解: A. 企業からの一方的な広告よりも、第三者である消費者の生の声の方が信頼性が高いと受け止められやすいため / 口コミ(クチコミ)は、企業からの一方的な広告よりも、第三者である消費者の生の声(体験談やレビュー等)の方が信頼性が高いと受け止められやすいため、SNS等の普及も相まって、近年のマーケティングにおいて重視される情報伝達手段となっている。
問12. 小売業における「SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)」活用の目的として最も適切なものはどれか。
- A. 商品情報やキャンペーン情報の発信、顧客とのコミュニケーション、口コミの促進等を通じたブランド認知・集客の向上
- B. SNS活用は店舗の商品仕入れ業務のみを目的とする
- C. SNS活用には顧客とのコミュニケーションという要素は一切含まれない
- D. SNS活用は大企業のみが取り組むべき施策であり中小小売業には無関係である
正解: A. 商品情報やキャンペーン情報の発信、顧客とのコミュニケーション、口コミの促進等を通じたブランド認知・集客の向上 / 小売業におけるSNS活用は、商品情報・キャンペーン情報の発信、顧客との双方向のコミュニケーション、投稿やレビューを通じた口コミの促進等を通じて、ブランド認知の向上や集客につなげることを目的としており、比較的低コストで実施できるため中小小売業にとっても有効な手段となっている。
問13. 「顧客満足度調査」を実施する目的として最も適切なものはどれか。
- A. 顧客の満足度や不満点を把握し、商品・サービスの改善につなげること
- B. 顧客満足度調査は法律で一律に義務付けられている手続きである
- C. 顧客満足度調査は売上とは全く無関係な形式的な取り組みである
- D. 顧客満足度調査を実施すると顧客の意見は一切反映する必要がない
正解: A. 顧客の満足度や不満点を把握し、商品・サービスの改善につなげること / 顧客満足度調査は、アンケートやレビュー、意見箱等を通じて顧客の満足度や不満点を把握し、その結果を商品構成・接客サービス・店舗環境等の改善につなげることを目的として実施される、マーケティング活動における重要な取り組みである。
問14. 小売業が地域社会との関係で果たすべき役割として最も適切なものはどれか。
- A. 地域のイベントへの参加・協賛、地域雇用の創出、防災・防犯活動への協力等を通じて地域に貢献すること
- B. 小売業は地域社会とは一切関わりを持つべきではないという考え方
- C. 地域貢献活動は売上や企業イメージには一切関係しないという考え方
- D. 地域社会との関係構築は大企業のみが取り組むべき課題である
正解: A. 地域のイベントへの参加・協賛、地域雇用の創出、防災・防犯活動への協力等を通じて地域に貢献すること / 小売業は、地域のイベントへの参加・協賛、地域住民の雇用創出、防災・防犯活動への協力等を通じて、地域社会に貢献する役割を果たすことが期待されており、こうした地域密着の取り組みは、地域住民からの信頼獲得や企業イメージの向上にもつながる。
問15. 消費者の購買行動モデル「AIDMA(アイドマ)」の各段階の順序として正しいものはどれか。
- A. Attention(注意)→Interest(関心)→Desire(欲求)→Memory(記憶)→Action(行動)
- B. Action(行動)→Attention(注意)→Interest(関心)→Desire(欲求)→Memory(記憶)
- C. Memory(記憶)→Desire(欲求)→Interest(関心)→Attention(注意)→Action(行動)
- D. AIDMAには決まった段階の順序という考え方は一切存在しない
正解: A. Attention(注意)→Interest(関心)→Desire(欲求)→Memory(記憶)→Action(行動) / AIDMA(アイドマ)は、消費者が商品を認知してから購買に至るまでの心理プロセスを表すモデルであり、Attention(注意を引く)→Interest(関心を持つ)→Desire(欲求を抱く)→Memory(記憶する)→Action(購買行動を起こす)という順序で進むとされる。
問16. インターネット時代の消費者行動モデル「AISAS(アイサス)」の特徴として最も適切なものはどれか。
- A. Attention(注意)→Interest(関心)→Search(検索)→Action(購買)→Share(共有)という、検索と情報共有を組み込んだプロセスを表す
- B. AISASにはインターネットでの検索行動という要素は一切含まれない
- C. AISASは購買後の情報共有という段階を一切含まない
- D. AISASはAIDMAと全く同じプロセスを表すモデルである
正解: A. Attention(注意)→Interest(関心)→Search(検索)→Action(購買)→Share(共有)という、検索と情報共有を組み込んだプロセスを表す / AISAS(アイサス)は、Attention(注意)→Interest(関心)→Search(検索)→Action(購買)→Share(共有)という、インターネットでの情報検索やSNS等での購買後の情報共有(口コミ)を組み込んだ、現代の消費者行動を表すモデルである。
問17. 小売業における「商圏分析」の目的として最も適切なものはどれか。
- A. 出店予定地の人口動態・競合状況・交通条件等を分析し、出店の妥当性や戦略の方向性を検討すること
- B. 商圏分析は仕入価格の交渉のみを目的とする活動である
- C. 商圏分析は従業員の勤怠管理のみを目的とする活動である
- D. 商圏分析には競合店の状況という観点は一切考慮されない
正解: A. 出店予定地の人口動態・競合状況・交通条件等を分析し、出店の妥当性や戦略の方向性を検討すること / 商圏分析は、出店予定地やその周辺の人口動態・世帯構成・競合店の状況・交通条件等を分析し、出店の妥当性や、その立地に適した業態・品揃え等の戦略の方向性を検討するために行われる重要な活動である。
問18. 「価格弾力性」の考え方として最も適切なものはどれか。
- A. 価格の変動に応じて、需要(購買量)がどの程度変化するかを表す度合い
- B. 価格弾力性は商品の重量の変化のみを表す概念である
- C. 価格弾力性は全ての商品において常に一定の値を示す
- D. 価格弾力性には需要量の変化という要素は一切関係ない
正解: A. 価格の変動に応じて、需要(購買量)がどの程度変化するかを表す度合い / 価格弾力性は、価格の変動(値上げ・値下げ)に応じて、需要(購買量)がどの程度変化するかを表す度合いであり、生活必需品は価格弾力性が低い(価格が変動しても需要はあまり変わらない)傾向にあり、嗜好品は価格弾力性が高い傾向にあるとされる。
問19. 小売業における「ブランド」の役割として最も適切なものはどれか。
- A. 自社の商品・サービスを他社と識別させ、品質保証や信頼のシンボルとして機能させること
- B. ブランドは商品の製造コストのみを表す概念である
- C. ブランドには顧客からの信頼という要素は一切含まれない
- D. ブランドは大企業のみが持つことのできる概念であり中小企業には無関係である
正解: A. 自社の商品・サービスを他社と識別させ、品質保証や信頼のシンボルとして機能させること / ブランドは、自社の商品・サービスを他社のものと識別させる名称・ロゴ・イメージ等であり、消費者にとっての品質保証や信頼のシンボルとして機能する。ブランドイメージが確立されることで、価格競争に陥りにくくなる等のメリットがある。
問20. 「デジタルマーケティング」の説明として最も適切なものはどれか。
- A. インターネットやデジタル技術(ウェブサイト、SNS、メール等)を活用して行うマーケティング活動全般
- B. デジタルマーケティングは店舗内でのポスター掲示のみを指す用語である
- C. デジタルマーケティングは実店舗を持つ小売業には一切関係のない概念である
- D. デジタルマーケティングにはデータの分析という要素は一切含まれない
正解: A. インターネットやデジタル技術(ウェブサイト、SNS、メール等)を活用して行うマーケティング活動全般 / デジタルマーケティングは、ウェブサイト、SNS、メール配信、検索エンジン広告等、インターネットやデジタル技術を活用して行うマーケティング活動全般を指し、実店舗を持つ小売業においても、EC活用やオムニチャネル戦略の一環として重要性が高まっている。
問21. 顧客の「リピーター化」を促進するための取り組みとして最も適切なものはどれか。
- A. ポイントカードの発行、会員限定の特典提供、丁寧な接客による良好な購買体験の提供等
- B. リピーター化のためには特典やサービスは一切不要であるという考え方
- C. リピーター化は新規顧客の獲得とは無関係な取り組みである
- D. リピーター化を促進する取り組みは大企業にのみ有効であるという考え方
正解: A. ポイントカードの発行、会員限定の特典提供、丁寧な接客による良好な購買体験の提供等 / 顧客のリピーター化を促進するためには、ポイントカードの発行、会員限定の特典提供、丁寧な接客による良好な購買体験の提供等、顧客が「また来たい」と感じるような取り組みが有効であり、新規顧客の獲得に比べて、既存顧客の維持は一般的にコスト効率が良いとされる。
問22. 小売業における「季節イベント(クリスマス、正月商戦等)」への対応の重要性として最も適切なものはどれか。
- A. 季節ごとの消費者ニーズの変化に対応した品揃え・販促を行うことで、売上機会を最大化できる
- B. 季節イベントへの対応は売上には一切影響を与えない取り組みである
- C. 季節イベントへの対応は特定の業態にのみ関係し他の業態には無関係である
- D. 季節イベントへの対応には品揃えの見直しという要素は一切含まれない
正解: A. 季節ごとの消費者ニーズの変化に対応した品揃え・販促を行うことで、売上機会を最大化できる / 季節イベント(クリスマス、正月商戦、母の日、バレンタイン等)への対応は、季節ごとに変化する消費者のニーズを的確に捉えた品揃えや販売促進を行うことで、限られた期間における売上機会を最大化するための重要な取り組みである。
問23. 「アンテナショップ」の目的として最も適切なものはどれか。
- A. 特定の地域の特産品等を都市部等で展示・販売し、消費者の反応を把握するとともに地域の魅力を発信すること
- B. アンテナショップは大量販売のみを目的とした店舗形態である
- C. アンテナショップには消費者の反応を把握するという目的は一切ない
- D. アンテナショップは必ず地方にのみ出店される店舗形態である
正解: A. 特定の地域の特産品等を都市部等で展示・販売し、消費者の反応を把握するとともに地域の魅力を発信すること / アンテナショップは、特定の地域(都道府県等)の特産品や情報を都市部等で展示・販売する店舗であり、消費者の反応(ニーズ、人気商品等)を把握するとともに、地域の魅力や特産品を広く発信する役割を持つ。
問24. 「お客様の声(VOC:Voice of Customer)」を経営に活用する目的として最も適切なものはどれか。
- A. 顧客からの意見・要望・クレーム等を収集・分析し、商品開発やサービス改善に反映させること
- B. お客様の声は形式的に収集するだけで実際の経営には一切反映しない
- C. お客様の声はクレーム対応にのみ活用され、商品開発には一切関係しない
- D. お客様の声の収集は法律で一律に禁止されている活動である
正解: A. 顧客からの意見・要望・クレーム等を収集・分析し、商品開発やサービス改善に反映させること / お客様の声(VOC:Voice of Customer)を経営に活用する目的は、顧客からの意見・要望・クレーム等を体系的に収集・分析し、商品開発、品揃えの見直し、接客サービスの改善等に反映させることで、顧客満足度の向上と競争力の強化を図ることである。
問25. 「コーズマーケティング」の説明として最も適切なものはどれか。
- A. 商品の売上の一部を社会貢献活動(環境保護、福祉支援等)に充てる等、社会的な大義(コーズ)と企業活動を結びつけるマーケティング手法
- B. コーズマーケティングは価格の値下げのみを行う手法である
- C. コーズマーケティングは社会貢献とは全く無関係な販売手法である
- D. コーズマーケティングは大企業にのみ適用可能な手法である
正解: A. 商品の売上の一部を社会貢献活動(環境保護、福祉支援等)に充てる等、社会的な大義(コーズ)と企業活動を結びつけるマーケティング手法 / コーズマーケティングは、商品の売上の一部を社会貢献活動(環境保護、福祉支援、災害復興支援等)に充てる等、社会的な大義(コーズ)を企業の販売活動と結びつけるマーケティング手法であり、企業の社会的責任(CSR)とマーケティングを両立させる取り組みとして注目されている。
問26. 「リージョナルマーケティング」の考え方として最も適切なものはどれか。
- A. 全国一律の画一的な戦略ではなく、地域ごとの特性やニーズに応じてマーケティング施策を最適化する考え方
- B. リージョナルマーケティングは全国一律の画一的な施策のみを行う考え方である
- C. リージョナルマーケティングは海外市場のみを対象とした考え方である
- D. リージョナルマーケティングには地域特性の考慮という要素は一切含まれない
正解: A. 全国一律の画一的な戦略ではなく、地域ごとの特性やニーズに応じてマーケティング施策を最適化する考え方 / リージョナルマーケティングは、全国チェーンであっても、全国一律の画一的な戦略ではなく、地域ごとの気候・文化・消費者ニーズの違いに応じて、品揃えや販促施策をきめ細かく最適化するという考え方であり、地域密着型の競争力強化につながる。
問27. 「プロモーションミックス」の説明として最も適切なものはどれか。
- A. 広告、人的販売、販売促進、パブリシティ(広報)等、複数のプロモーション手法を組み合わせて活用すること
- B. プロモーションミックスは広告のみに特化した手法である
- C. プロモーションミックスには人的販売という要素は一切含まれない
- D. プロモーションミックスは1つの手法のみに絞り込むことを推奨する考え方である
正解: A. 広告、人的販売、販売促進、パブリシティ(広報)等、複数のプロモーション手法を組み合わせて活用すること / プロモーションミックスは、広告、人的販売(接客等)、販売促進(値引き・キャンペーン等)、パブリシティ(広報活動)等、複数のプロモーション手法を、目的やターゲットに応じて効果的に組み合わせて活用するという考え方である。
問28. 「パブリシティ」の説明として最も適切なものはどれか。
- A. 企業が費用を払う広告とは異なり、報道機関等に取り上げられることで得られる、客観性の高い情報発信
- B. パブリシティは企業が費用を支払って掲載する広告と全く同じ概念である
- C. パブリシティは企業が完全にコントロールできる情報発信手段である
- D. パブリシティには報道機関という要素は一切関係ない
正解: A. 企業が費用を払う広告とは異なり、報道機関等に取り上げられることで得られる、客観性の高い情報発信 / パブリシティは、企業が費用を支払って掲載する「広告」とは異なり、新聞・テレビ・雑誌等の報道機関に取り上げられることで得られる情報発信であり、第三者による客観的な報道という性質上、広告よりも高い信頼性を得やすいという特徴がある。
問29. 「実演販売(デモンストレーション販売)」の効果として最も適切なものはどれか。
- A. 商品の使い方や効果を実際に見せることで、顧客の理解を深め、購買意欲を高める効果が期待できる
- B. 実演販売は商品の価格を一切考慮せずに行われる販売手法である
- C. 実演販売には顧客の理解を深めるという効果は一切ない
- D. 実演販売は高額商品にのみ適用可能な手法である
正解: A. 商品の使い方や効果を実際に見せることで、顧客の理解を深め、購買意欲を高める効果が期待できる / 実演販売(デモンストレーション販売)は、商品の使い方や効果を実際に顧客の前で見せることで、口頭説明だけでは伝わりにくい商品の魅力への理解を深め、購買意欲を高める効果が期待できる販売促進手法である。
問30. 「サンプリング(試供品配布)」の目的として最も適切なものはどれか。
- A. 商品を実際に試してもらうことで、その良さを実感してもらい、購買のきっかけを作ること
- B. サンプリングは商品の在庫を処分することのみを目的とする
- C. サンプリングには購買のきっかけを作るという目的は一切ない
- D. サンプリングは高額商品にのみ適用可能な手法である
正解: A. 商品を実際に試してもらうことで、その良さを実感してもらい、購買のきっかけを作ること / サンプリング(試供品配布)は、化粧品や食品等の商品を無料または少量で提供し、実際に試してもらうことで、その商品の良さを実感してもらい、購買のきっかけを作ることを目的とした販売促進手法である。
問31. 「ポイントカード制度」が小売業のマーケティングにおいて果たす役割として最も適切なものはどれか。
- A. 顧客の来店・購買を促す動機付けとなるとともに、購買履歴データを収集し、その後のマーケティング施策に活用できる
- B. ポイントカード制度は顧客データの収集とは全く無関係な制度である
- C. ポイントカード制度は一度発行したら二度と見直す必要がない制度である
- D. ポイントカード制度は新規顧客の獲得のみを目的とした制度である
正解: A. 顧客の来店・購買を促す動機付けとなるとともに、購買履歴データを収集し、その後のマーケティング施策に活用できる / ポイントカード制度は、購入金額に応じてポイントを付与することで顧客の来店・購買を促す動機付けとなるとともに、会員情報と紐づけられた購買履歴データを収集でき、そのデータをCRMやFSP等のその後のマーケティング施策に活用できるという役割を持つ。
問32. 「エリアマーケティング」の考え方として最も適切なものはどれか。
- A. 出店エリアの特性(人口構成、所得水準、競合状況等)を分析し、そのエリアに適した戦略を展開する考え方
- B. エリアマーケティングは全国一律の戦略のみを展開する考え方である
- C. エリアマーケティングは海外市場のみを対象とする考え方である
- D. エリアマーケティングにはエリア特性の分析という要素は一切含まれない
正解: A. 出店エリアの特性(人口構成、所得水準、競合状況等)を分析し、そのエリアに適した戦略を展開する考え方 / エリアマーケティングは、出店エリアの特性(人口構成、所得水準、競合状況、生活習慣等)を詳細に分析し、そのエリアの顧客ニーズに適した品揃え・価格・販促戦略を展開する考え方であり、リージョナルマーケティングと近い概念である。
問33. 「会員制サービス(サブスクリプション等)」を導入する小売業の狙いとして最も適切なものはどれか。
- A. 定期的な収益の確保や、会員データを活用した継続的な関係構築を図ること
- B. 会員制サービスは新規顧客の獲得のみを目的とする
- C. 会員制サービスは一度きりの取引にのみ焦点を当てた仕組みである
- D. 会員制サービスには顧客データの活用という要素は一切含まれない
正解: A. 定期的な収益の確保や、会員データを活用した継続的な関係構築を図ること / 会員制サービス(サブスクリプション型のサービス等)を導入する狙いは、月額料金等による定期的で安定した収益の確保や、会員データを活用した継続的な顧客との関係構築、それによるロイヤルティの向上等が挙げられる。
問34. 「ニッチ市場」戦略の考え方として最も適切なものはどれか。
- A. 大手企業が参入しにくい、比較的小規模で専門性の高い市場に特化することで、独自の競争優位性を確立する戦略
- B. ニッチ市場戦略は市場規模の大きさのみを重視する戦略である
- C. ニッチ市場戦略は大企業にのみ適用可能な戦略である
- D. ニッチ市場戦略には専門性という観点は一切考慮されない
正解: A. 大手企業が参入しにくい、比較的小規模で専門性の高い市場に特化することで、独自の競争優位性を確立する戦略 / ニッチ市場戦略は、大手企業が着目しない、または参入しにくい比較的小規模で専門性の高い市場(隙間市場)に特化することで、その分野における独自の強み・競争優位性を確立する戦略であり、中小小売業や専門店にとって有効な戦略の一つとされる。
問35. 小売業がオンラインの「口コミサイト・レビュー」に対応する重要性として最も適切なものはどれか。
- A. 消費者の購買行動に大きな影響を与えるため、適切な対応(返信、改善への反映等)が信頼構築につながる
- B. 口コミサイト・レビューは消費者の購買行動には一切影響を与えない
- C. 口コミサイト・レビューへの対応は法律で一律に禁止されている
- D. 口コミサイト・レビューは店舗が完全にコントロールできる情報である
正解: A. 消費者の購買行動に大きな影響を与えるため、適切な対応(返信、改善への反映等)が信頼構築につながる / オンラインの口コミサイトやレビューは、多くの消費者が購買前に参考にする情報源となっており、悪い評価に対しても真摯に返信・対応し、指摘された点を実際の改善に反映させることが、企業の信頼構築や評価向上につながる。
問36. 「マーケティングリサーチ」の目的として最も適切なものはどれか。
- A. 市場や消費者に関する客観的なデータを収集・分析し、経営上の意思決定に活用すること
- B. マーケティングリサーチは経営者の主観のみに基づいて行われる活動である
- C. マーケティングリサーチは新商品開発とは全く無関係な活動である
- D. マーケティングリサーチにはデータの収集という要素は一切含まれない
正解: A. 市場や消費者に関する客観的なデータを収集・分析し、経営上の意思決定に活用すること / マーケティングリサーチは、アンケート調査、インタビュー、購買データ分析等の手法を用いて、市場や消費者に関する客観的なデータを収集・分析し、新商品開発、価格設定、販促戦略等、経営上の様々な意思決定に活用することを目的とする。
問37. 「プロダクトミックス」の説明として最も適切なものはどれか。
- A. 企業が取り扱う商品ライン(種類)や個々のアイテムの組み合わせ全体
- B. プロダクトミックスは価格設定のみを指す用語である
- C. プロダクトミックスは流通チャネルの選定のみを指す用語である
- D. プロダクトミックスには商品ラインの幅という考え方は一切含まれない
正解: A. 企業が取り扱う商品ライン(種類)や個々のアイテムの組み合わせ全体 / プロダクトミックスは、企業が取り扱う商品ライン(カテゴリー)の幅や、各ライン内のアイテムの奥行き等、取り扱う商品全体の組み合わせを指す概念であり、マーチャンダイジングにおける商品構成の考え方とも密接に関連する。
問38. 「サービス」を対象としたマーケティングが、物財(モノ)のマーケティングと異なる点として最も適切なものはどれか。
- A. サービスは無形性・非貯蔵性(在庫できない)・提供と消費の同時性等の特性を持つため、独自の視点でのマーケティングが必要になる
- B. サービスは物財と全く同じ特性を持つため、マーケティングの考え方に違いはない
- C. サービスには無形性という特徴は一切存在しない
- D. サービスは常に在庫として保管しておくことができる
正解: A. サービスは無形性・非貯蔵性(在庫できない)・提供と消費の同時性等の特性を持つため、独自の視点でのマーケティングが必要になる / サービスは、形がない「無形性」、在庫として保管できない「非貯蔵性」、生産と消費が同時に行われる「同時性(不可分性)」等、物財(モノ)とは異なる特性を持つため、これらの特性を踏まえた独自の視点でのマーケティング(サービスマーケティング)が必要とされる。
問39. 「エシカル消費(倫理的消費)」の考え方に対応する小売業の取り組みとして最も適切なものはどれか。
- A. フェアトレード商品やオーガニック商品の取り扱い、環境や社会に配慮した商品の品揃えを充実させること
- B. エシカル消費への対応は小売業のマーケティングとは一切無関係な取り組みである
- C. エシカル消費は価格の安さのみを重視する消費行動を指す
- D. エシカル消費への対応は大企業のみが取り組むべき課題である
正解: A. フェアトレード商品やオーガニック商品の取り扱い、環境や社会に配慮した商品の品揃えを充実させること / エシカル消費(倫理的消費)は、環境保護や社会貢献、人権への配慮等を意識した消費行動を指し、小売業ではフェアトレード商品やオーガニック商品の取り扱い、環境負荷の低い商品の品揃え充実等の取り組みが、こうした消費者意識の高まりに対応するマーケティング施策として重視されている。
問40. 販売士検定3級の「マーケティング」科目で求められる能力として最も適切なものはどれか。
- A. マーケティングの基本的な考え方(4P、市場細分化等)や、顧客関係管理・地域社会との関わり等について基礎的な理解を持つ能力
- B. 特定の広告代理店の業務内容のみを暗記する能力
- C. マーケティングは実務上一切役に立たない抽象的な理論であるという考え方
- D. 顧客関係管理の考え方は販売士検定には一切含まれないという認識
正解: A. マーケティングの基本的な考え方(4P、市場細分化等)や、顧客関係管理・地域社会との関わり等について基礎的な理解を持つ能力 / 販売士検定3級の「マーケティング」科目で求められるのは、マーケティングの基本的な考え方(4P、市場細分化・ターゲティング・ポジショニング等)、顧客関係管理(CRM・FSP)、地域社会との関わり等について、基礎的かつ体系的な理解を持つ能力である。