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2級 原価計算応用(CVP・差異分析)

20問 / トルカ(https://toruca.app)

  1. 1. CVP分析(損益分岐点分析)の前提として正しいものはどれか?

    • A. 原価は変動費と固定費に分解できる
    • B. 売上高に関係なく原価は一定
    • C. 固定費は生産量に比例して増加する
    • D. 変動費率は一定ではない

    正解: A. 原価は変動費と固定費に分解できるCVP分析では原価を変動費(売上連動)と固定費(一定)に分解できる、という前提に基づいています。

  2. 2. 固定費240万円、変動費率40%のとき、損益分岐点売上高はいくらか?

    単位: 万円 / ヒント: 損益分岐点売上高 = 固定費 ÷ (1 − 変動費率) = 固定費 ÷ 限界利益率

    正解: 400万円240 ÷ (1 − 0.4) = 240 ÷ 0.6 = 400万円。

  3. 3. 固定費180万円、変動費率60%、目標営業利益60万円のとき、必要な売上高はいくらか?

    単位: 万円 / ヒント: 必要売上高 = (固定費 + 目標利益) ÷ 限界利益率

    正解: 600万円(180 + 60) ÷ (1 − 0.6) = 240 ÷ 0.4 = 600万円。

  4. 4. 売上高500万円、変動費350万円のとき、変動費率はいくらか?

    単位: % / ヒント: 変動費率 = 変動費 ÷ 売上高 × 100

    正解: 70%350 ÷ 500 × 100 = 70%。限界利益率は 100 − 70 = 30%。

  5. 5. 実際の売上高800万円、損益分岐点売上高600万円のとき、安全余裕率はいくらか?

    単位: % / ヒント: 安全余裕率 = (実際売上高 − BEP売上高) ÷ 実際売上高 × 100

    正解: 25%(800 − 600) ÷ 800 × 100 = 200 ÷ 800 × 100 = 25%。

  6. 6. 売上高700万円、変動費490万円のとき、貢献利益(限界利益)はいくらか?

    単位: 万円 / ヒント: 貢献利益 = 売上高 − 変動費

    正解: 210万円700 − 490 = 210万円。固定費を回収し利益を生み出す原資となる金額です。

  7. 7. 製造間接費の3分法における差異と内容を正しく組み合わせよ。

    • 予算差異 ー (     )
    • 操業度差異 ー (     )
    • 能率差異 ー (     )

    正解: 予算差異→実際発生額と予算額の差、操業度差異→実際操業度と基準操業度のズレによる固定費差、能率差異→標準操業度と実際操業度の差による変動費差予算差異=費用の使い過ぎ/節約、操業度差異=設備の遊休・稼働超過、能率差異=作業効率の良否を示します。

  8. 8. 製造間接費の実際発生額480万円、予算額450万円のとき、予算差異はいくらか?(不利差異はプラスで記入)

    単位: 万円 / ヒント: 予算差異 = 実際発生額 − 予算額

    正解: 30万円480 − 450 = 30万円(不利差異)。実際額が予算を超えているため不利差異です。

  9. 9. 直接原価計算と全部原価計算の最大の違いはどれか?

    • A. 固定製造原価を製品原価に含めるかどうか
    • B. 変動費の計算方法
    • C. 売上高の認識タイミング
    • D. 労務費の集計方法

    正解: A. 固定製造原価を製品原価に含めるかどうか直接原価計算では固定製造原価を期間費用(損益計算書の費用)として計上。全部原価計算では製品原価に含めます。

  10. 10. 期末在庫が100単位増加、固定製造原価配賦率1万円/単位のとき、全部原価計算の利益は直接原価計算より何万円多いか?

    単位: 万円 / ヒント: 在庫増加分の固定費が全部原価では製品に繰り越され、利益がその分多く見える

    正解: 100万円100単位 × 1万円 = 100万円。在庫に固定費が含まれる分だけ、全部原価計算の利益は直接原価計算より多くなります。

  11. 11. 標準原価計算の主な目的として最も適切なものはどれか?

    • A. あらかじめ設定した標準と実際を比較して原価管理に役立てる
    • B. 毎月の決算を迅速に行う
    • C. 税務申告の正確性を高める
    • D. 在庫評価の方法を統一する

    正解: A. あらかじめ設定した標準と実際を比較して原価管理に役立てる標準原価計算は「標準vs実際」の差異(原価差異)を分析することで、効率的な原価管理・業績評価を行うための手法です。

  12. 12. 各費用の性質を正しく組み合わせよ。

    • 変動費 ー (     )
    • 固定費 ー (     )
    • 準変動費 ー (     )

    正解: 変動費→売上高(生産量)に比例して増減する、固定費→売上高に関係なく一定額発生する、準変動費→基本額(固定部分)+生産量比例部分がある変動費の例:材料費・外注費。固定費の例:賃借料・減価償却費。準変動費の例:電気料金(基本料+使用量)。

  13. 13. 個別原価計算が適している業種はどれか?

    • A. 受注生産(建設業・造船業・機械製造など)
    • B. 連続大量生産(食料品・飲料など)
    • C. 石油精製業
    • D. 電力業

    正解: A. 受注生産(建設業・造船業・機械製造など)個別原価計算は製品ごとに原価を集計する方式で、受注生産(注文ごとに異なる製品)に向いています。

  14. 14. 総合原価計算の特徴として正しいものはどれか?

    • A. 同種の製品を連続大量生産する場合に使用し、一定期間の原価を総製品量で割る
    • B. 受注ごとに原価を集計する
    • C. 材料費のみを集計する
    • D. サービス業に最も適している

    正解: A. 同種の製品を連続大量生産する場合に使用し、一定期間の原価を総製品量で割る総合原価計算は同種品の大量生産に対応。期間総製造原価 ÷ 期間完成品数量 = 完成品単位原価 を計算します。

  15. 15. 原価差異が軽微な場合の期末処理として適切なものはどれか?

    • A. 全額を売上原価に加減算する
    • B. 繰越製品に加算する
    • C. 資本金に計上する
    • D. 翌期に繰り越す

    正解: A. 全額を売上原価に加減算する原価差異が少額の場合は売上原価に一括加減算するのが簡便な処理。重要な場合は按分処理が必要です。

  16. 16. 機械時間が上限100時間。製品Aは1単位あたり機械2時間・貢献利益6万円、製品Bは機械5時間・貢献利益10万円。どちらを優先すべきか?製品Aを優先した場合の1時間あたり貢献利益はいくらか?

    単位: 万円 / ヒント: 1時間あたり貢献利益 = 貢献利益 ÷ 必要機械時間

    正解: 3万円A: 6÷2=3万円/時間、B: 10÷5=2万円/時間。Aの方が効率が良いため製品Aを優先すべきです。

  17. 17. 損益分岐点売上高と安全余裕率を計算せよ。

    売上高1,000万円、変動費率70%、固定費150万円損益分岐点売上高 = 150 ÷ (1−0.7) = ___万円 / 安全余裕率 = (1,000−BEP) ÷ 1,000 × 100 = ___%

    正解: BEP売上高=500、安全余裕率=50BEP = 150 ÷ 0.3 = 500万円。安全余裕率 = (1,000−500) ÷ 1,000 × 100 = 50%。

  18. 18. 工程別総合原価計算において、第1工程の完成品が第2工程の材料となる場合の仕訳として正しいものはどれか?

    • A. 第2工程の仕掛品に振り替える
    • B. 売上原価に計上する
    • C. 製品勘定に計上する
    • D. 原材料勘定に戻す

    正解: A. 第2工程の仕掛品に振り替える工程別では各工程の仕掛品(第1工程仕掛品→第2工程仕掛品)へ振替仕訳を行います。

  19. 19. 製造原価の3要素として正しいものを全て選べ。

    • A. 材料費
    • B. 労務費
    • C. 経費
    • D. 販売費
    • E. 一般管理費

    正解: A・B・C製造原価の3要素は材料費・労務費・経費。販売費・一般管理費は製造原価ではなく期間費用(製造原価明細書には含まれない)。

  20. 20. 固定費の説明として正しいものはどれか?

    • A. 生産量・売上高に関係なく、期間中に一定額発生する費用
    • B. 生産量に比例して増加する費用
    • C. 材料費など直接かかる費用
    • D. 賞与など変動する人件費

    正解: A. 生産量・売上高に関係なく、期間中に一定額発生する費用固定費の例:賃借料・減価償却費・保険料・管理職給与など。生産量がゼロでも発生します。