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ビジネス会計2級 収益性分析(ROA・ROE)
全31問 / トルカ(https://toruca.app)
問1. ROA(総資産利益率)の計算式として正しいものはどれか?
- A. 当期純利益 ÷ 総資産 × 100
- B. 当期純利益 ÷ 自己資本 × 100
- C. 売上高 ÷ 総資産 × 100
- D. 自己資本 ÷ 総資産 × 100
正解: A. 当期純利益 ÷ 総資産 × 100 / ROA(Return On Assets)= 当期純利益 ÷ 総資産(総資本)× 100。投下した総資産に対してどれだけ効率的に利益を生み出したかを示します。
問2. 当期純利益80万円、総資産2,000万円のとき、ROAはいくらか?
単位: % / ヒント: ROA = 当期純利益 ÷ 総資産 × 100
正解: 4% / ROA = 80 ÷ 2,000 × 100 = 4%。
問3. ROE(自己資本利益率)の計算式として正しいものはどれか?
- A. 当期純利益 ÷ 自己資本 × 100
- B. 当期純利益 ÷ 総資産 × 100
- C. 自己資本 ÷ 当期純利益 × 100
- D. 売上高 ÷ 自己資本 × 100
正解: A. 当期純利益 ÷ 自己資本 × 100 / ROE(Return On Equity)= 当期純利益 ÷ 自己資本 × 100。株主が出資した自己資本に対する利益率を示し、株主目線の収益性指標です。
問4. 当期純利益80万円、自己資本800万円のとき、ROEはいくらか?
単位: % / ヒント: ROE = 当期純利益 ÷ 自己資本 × 100
正解: 10% / ROE = 80 ÷ 800 × 100 = 10%。
問5. ROAとROEの違いに関する説明として正しいものはどれか?
- A. ROAは総資産(他人資本含む)全体の効率性、ROEは株主が出資した自己資本のみに対する収益性を測る
- B. ROAとROEは全く同じ計算式である
- C. ROEは必ずROAより小さい値になる
- D. ROAは株主のみが利用する指標である
正解: A. ROAは総資産(他人資本含む)全体の効率性、ROEは株主が出資した自己資本のみに対する収益性を測る / ROAは負債も含めた総資産全体でどれだけ利益を生んだかを見る指標、ROEは株主の持分(自己資本)に対する収益性を見る指標です。負債を活用している企業ではROEがROAより高くなることがあります(財務レバレッジ効果)。
問6. 売上高総利益率の計算式として正しいものはどれか?
- A. 売上総利益 ÷ 売上高 × 100
- B. 売上高 ÷ 売上総利益 × 100
- C. 営業利益 ÷ 売上高 × 100
- D. 売上原価 ÷ 売上高 × 100
正解: A. 売上総利益 ÷ 売上高 × 100 / 売上高総利益率 = 売上総利益 ÷ 売上高 × 100。商品・製品そのものの収益力(粗利率)を示します。
問7. 売上高1,500万円、売上総利益450万円のとき、売上高総利益率はいくらか?
単位: %
正解: 30% / 売上高総利益率 = 450 ÷ 1,500 × 100 = 30%。
問8. 売上高1,500万円、営業利益150万円のとき、売上高営業利益率はいくらか?
単位: %
正解: 10% / 売上高営業利益率 = 150 ÷ 1,500 × 100 = 10%。
問9. 次の利益率とその計算に使う利益を正しく組み合わせよ。
- 売上高総利益率 ー ( )
- 売上高営業利益率 ー ( )
- 売上高経常利益率 ー ( )
- 売上高当期純利益率 ー ( )
正解: 売上高総利益率→売上総利益 ÷ 売上高、売上高営業利益率→営業利益 ÷ 売上高、売上高経常利益率→経常利益 ÷ 売上高、売上高当期純利益率→当期純利益 ÷ 売上高 / それぞれの段階利益を売上高で割ることで、売上高に対する各段階の収益力を測定できます。
問10. 売上高2,000万円、経常利益180万円のとき、売上高経常利益率はいくらか?
単位: %
正解: 9% / 売上高経常利益率 = 180 ÷ 2,000 × 100 = 9%。
問11. 総資本回転率(総資産回転率)の計算式として正しいものはどれか?
- A. 売上高 ÷ 総資本
- B. 総資本 ÷ 売上高
- C. 当期純利益 ÷ 総資本
- D. 総資本 ÷ 当期純利益
正解: A. 売上高 ÷ 総資本 / 総資本回転率 = 売上高 ÷ 総資本(総資産)。投下した総資本が1年間に何回転して売上に結びついたかを示す効率性の指標です。
問12. 売上高3,000万円、総資本1,500万円のとき、総資本回転率は何回か?
単位: 回
正解: 2回 / 総資本回転率 = 3,000 ÷ 1,500 = 2回。
問13. ROAを「売上高利益率」と「総資本回転率」に分解する式として正しいものはどれか?
- A. ROA = 売上高利益率 × 総資本回転率
- B. ROA = 売上高利益率 ÷ 総資本回転率
- C. ROA = 総資本回転率 - 売上高利益率
- D. ROA = 売上高利益率 + 総資本回転率
正解: A. ROA = 売上高利益率 × 総資本回転率 / ROA(利益/総資本)=(利益/売上高)×(売上高/総資本)= 売上高利益率 × 総資本回転率 に分解できます。「マージン(もうけ幅)」と「回転率(効率性)」の両面からROAを分析する考え方です。
問14. 売上高純利益率が5%、総資本回転率が2回のとき、ROAはいくらか?
単位: % / ヒント: ROA = 売上高利益率 × 総資本回転率
正解: 10% / ROA = 5% × 2回 = 10%。
問15. 「財務レバレッジ」の計算式として正しいものはどれか?
- A. 総資産 ÷ 自己資本
- B. 自己資本 ÷ 総資産
- C. 売上高 ÷ 自己資本
- D. 当期純利益 ÷ 総資産
正解: A. 総資産 ÷ 自己資本 / 財務レバレッジ = 総資産 ÷ 自己資本。他人資本(負債)をどれだけ活用して自己資本を上回る資産を運用しているかを示す倍率です。
問16. ROEを3つの要素(売上高純利益率・総資産回転率・財務レバレッジ)に分解する式(デュポン分析)として正しいものはどれか?
- A. ROE = 売上高純利益率 × 総資産回転率 × 財務レバレッジ
- B. ROE = 売上高純利益率 + 総資産回転率 + 財務レバレッジ
- C. ROE = 売上高純利益率 ÷ 財務レバレッジ
- D. ROE = 総資産回転率 - 財務レバレッジ
正解: A. ROE = 売上高純利益率 × 総資産回転率 × 財務レバレッジ / ROE(当期純利益/自己資本)=(当期純利益/売上高)×(売上高/総資産)×(総資産/自己資本)= 売上高純利益率 × 総資産回転率 × 財務レバレッジ。これを「デュポン分析」と呼びます。
問17. 売上高純利益率4%、総資産回転率1.5回、財務レバレッジ2倍のとき、ROEはいくらか?
単位: % / ヒント: ROE = 売上高純利益率 × 総資産回転率 × 財務レバレッジ
正解: 12% / ROE = 4% × 1.5 × 2 = 12%。
問18. 売上債権回転率の計算式として正しいものはどれか?
- A. 売上高 ÷ 売上債権(受取手形+売掛金)
- B. 売上債権 ÷ 売上高
- C. 売上高 ÷ 棚卸資産
- D. 売上債権 ÷ 総資産
正解: A. 売上高 ÷ 売上債権(受取手形+売掛金) / 売上債権回転率 = 売上高 ÷ 売上債権。売上債権が1年間に何回転して現金化されたかを示し、回転率が高いほど回収が早いことを意味します。
問19. 売上高2,400万円、売上債権(受取手形+売掛金)400万円のとき、売上債権回転率は何回か?
単位: 回
正解: 6回 / 売上債権回転率 = 2,400 ÷ 400 = 6回。
問20. 売上高3,650万円、売上債権500万円のとき、売上債権回転期間は何日か(1年365日として計算)?
単位: 日 / ヒント: 売上債権回転期間 = 売上債権 ÷ 売上高 × 365
正解: 50日 / 売上債権回転期間 = 500 ÷ 3,650 × 365 = 50日。売掛金等が平均して何日で現金化されるかを示し、短いほど資金効率が良いとされます。
問21. 棚卸資産回転率が「高い」場合に読み取れることとして最も適切なものはどれか?
- A. 在庫が効率的に販売されており、資金が滞留していない可能性が高い
- B. 在庫が過剰に積み上がっている可能性が高い
- C. 必ず粉飾決算が行われている
- D. 売上高が減少している
正解: A. 在庫が効率的に販売されており、資金が滞留していない可能性が高い / 棚卸資産回転率が高いほど、在庫が短期間で販売されている(効率よく資金が回転している)ことを意味します。逆に低い場合は過剰在庫や滞留在庫のリスクが疑われます。
問22. 売上高2,000万円、棚卸資産250万円のとき、棚卸資産回転率は何回か?
単位: 回 / ヒント: 棚卸資産回転率 = 売上高 ÷ 棚卸資産
正解: 8回 / 棚卸資産回転率 = 2,000 ÷ 250 = 8回。
問23. 「収益性分析」に分類される指標を全て選べ。
- A. ROA
- B. ROE
- C. 売上高営業利益率
- D. 流動比率
- E. 自己資本比率
正解: A・B・C / ROA・ROE・売上高営業利益率は収益性分析の指標です。流動比率・自己資本比率は安全性分析の指標に分類されます。
問24. ROAが前期より悪化した企業を分析する一般的な手順を、論理的な順序に並び替えよ。
- ( )ROAを売上高利益率と総資本回転率に分解する
- ( )ROAの数値そのものを前期・同業他社と比較する
- ( )悪化の要因がマージン低下と回転率低下のどちらかを特定する
- ( )特定した要因についてさらに詳細な原因(原価上昇・在庫増加等)を調べる
正解の順序: ROAの数値そのものを前期・同業他社と比較する → ROAを売上高利益率と総資本回転率に分解する → 悪化の要因がマージン低下と回転率低下のどちらかを特定する → 特定した要因についてさらに詳細な原因(原価上昇・在庫増加等)を調べる / まず全体指標のROAを比較し、次に要素分解して悪化要因を大掴みに特定し、最後にその要因の詳細な原因を掘り下げるという流れが一般的です。
問25. 「自己資本」と「総資本(総資産)」の関係の説明として正しいものはどれか?
- A. 自己資本は総資本のうち、返済不要の株主から出資された部分+内部留保した利益であり、総資本には他人資本(負債)も含まれる
- B. 自己資本と総資本は常に同額である
- C. 自己資本は負債の別名である
- D. 総資本は必ず自己資本より小さい
正解: A. 自己資本は総資本のうち、返済不要の株主から出資された部分+内部留保した利益であり、総資本には他人資本(負債)も含まれる / 総資本(総資産)=自己資本(株主資本+評価・換算差額等など)+他人資本(負債)。自己資本は返済義務のない資金、他人資本は返済義務のある資金です。
問26. 「総資本経常利益率」の計算式として正しいものはどれか?
- A. 経常利益 ÷ 総資本 × 100
- B. 経常利益 ÷ 売上高 × 100
- C. 総資本 ÷ 経常利益 × 100
- D. 当期純利益 ÷ 総資本 × 100
正解: A. 経常利益 ÷ 総資本 × 100 / 総資本経常利益率 = 経常利益 ÷ 総資本 × 100。ROAが当期純利益を用いるのに対し、本業+財務活動を含めた経常的な収益力を測る際に使われることがあります。
問27. 経常利益120万円、総資本2,400万円のとき、総資本経常利益率はいくらか?
単位: %
正解: 5% / 総資本経常利益率 = 120 ÷ 2,400 × 100 = 5%。
問28. 収益性分析で用いられる「事業利益」の一般的な定義として正しいものはどれか?
- A. 営業利益に受取利息・受取配当金等の金融収益を加えたもの
- B. 当期純利益と全く同じもの
- C. 売上高から売上原価のみを差し引いたもの
- D. 特別利益のみを指すもの
正解: A. 営業利益に受取利息・受取配当金等の金融収益を加えたもの / 事業利益は一般に「営業利益+受取利息・受取配当金等」として定義され、本業に加え保有する金融資産から得られる収益力も含めた事業全体の稼ぐ力を表す指標として用いられます。
問29. 当期純利益60万円、ROEが12%のとき、自己資本はいくらか?
単位: 万円 / ヒント: ROE=当期純利益÷自己資本×100 なので、自己資本=当期純利益÷ROE×100
正解: 500万円 / 自己資本 = 60 ÷ 12 × 100 = 500万円。
問30. 「売上高原価率」の計算式として正しいものはどれか?
- A. 売上原価 ÷ 売上高 × 100
- B. 売上高 ÷ 売上原価 × 100
- C. 売上総利益 ÷ 売上高 × 100
- D. 売上原価 ÷ 売上総利益 × 100
正解: A. 売上原価 ÷ 売上高 × 100 / 売上高原価率 = 売上原価 ÷ 売上高 × 100。売上高総利益率(粗利率)とは表裏の関係にあり、両者を足すと100%になります。
問31. 売上高1,000万円、売上原価700万円のとき、売上高原価率はいくらか?
単位: %
正解: 70% / 売上高原価率 = 700 ÷ 1,000 × 100 = 70%。売上高総利益率は100%-70%=30%となります。