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ビジネス会計2級 1株当たり分析・総合
全28問 / トルカ(https://toruca.app)
問1. EPS(1株当たり当期純利益)の計算式として正しいものはどれか?
- A. 当期純利益 ÷ 発行済株式数
- B. 発行済株式数 ÷ 当期純利益
- C. 株価 ÷ 発行済株式数
- D. 純資産 ÷ 当期純利益
正解: A. 当期純利益 ÷ 発行済株式数 / EPS(Earnings Per Share)= 当期純利益 ÷ 発行済株式数。株式1株が生み出す利益額を示し、株主にとって重要な収益性指標です。
問2. 当期純利益4,000万円、発行済株式数200万株のとき、EPSはいくらか?
単位: 円
正解: 20円 / EPS = 4,000万円 ÷ 200万株 = 20円。
問3. BPS(1株当たり純資産)の計算式として正しいものはどれか?
- A. 純資産 ÷ 発行済株式数
- B. 発行済株式数 ÷ 純資産
- C. 当期純利益 ÷ 発行済株式数
- D. 総資産 ÷ 発行済株式数
正解: A. 純資産 ÷ 発行済株式数 / BPS(Book-value Per Share)= 純資産 ÷ 発行済株式数。会社の解散価値・純資産価値を1株当たりで示す指標です。
問4. 純資産2億円、発行済株式数200万株のとき、BPSはいくらか?
単位: 円 / ヒント: 2億円=20,000万円として計算する
正解: 100円 / BPS = 20,000万円 ÷ 200万株 = 100円。
問5. PER(株価収益率)の計算式として正しいものはどれか?
- A. 株価 ÷ EPS
- B. EPS ÷ 株価
- C. 株価 ÷ BPS
- D. 純資産 ÷ 当期純利益
正解: A. 株価 ÷ EPS / PER(Price Earnings Ratio)= 株価 ÷ EPS。現在の株価が1株当たり利益の何倍まで買われているかを示し、株価が割高か割安かを判断する代表的な指標です。
問6. 株価500円、EPS20円のとき、PERは何倍か?
単位: 倍
正解: 25倍 / PER = 500 ÷ 20 = 25倍。
問7. 同業他社と比較してPERが低い銘柄について一般的に言われることとして正しいものはどれか?
- A. 利益水準の割に株価が割安である可能性がある
- B. 必ず倒産する
- C. 配当を一切出していない
- D. 上場廃止が決定している
正解: A. 利益水準の割に株価が割安である可能性がある / PERが低いということは、稼ぐ利益(EPS)の割に株価が低く評価されていることを意味し、割安と判断される一因となります(ただし低成長・低評価が理由の場合もあるため一概には言えません)。
問8. PBR(株価純資産倍率)の計算式として正しいものはどれか?
- A. 株価 ÷ BPS
- B. BPS ÷ 株価
- C. 株価 ÷ EPS
- D. 純資産 ÷ 発行済株式数
正解: A. 株価 ÷ BPS / PBR(Price Book-value Ratio)= 株価 ÷ BPS。株価が会社の純資産(解散価値)の何倍まで買われているかを示す指標です。
問9. 株価500円、BPS100円のとき、PBRは何倍か?
単位: 倍
正解: 5倍 / PBR = 500 ÷ 100 = 5倍。
問10. 「PBRが1倍を下回っている」状態が意味することとして最も適切なものはどれか?
- A. 株価が1株当たり純資産(解散価値)を下回って評価されている状態
- B. 会社が倒産手続き中であることを法律上意味する
- C. 配当を出せない状態であることを法律上意味する
- D. 必ず粉飾決算が行われている状態
正解: A. 株価が1株当たり純資産(解散価値)を下回って評価されている状態 / PBR1倍割れは、理論上は会社を解散して純資産を分配した方が株価より高い価値になる状態を意味し、株式市場で株価が割安に評価されている、あるいは将来の収益力に市場が懐疑的であることを示唆します。
問11. 配当性向の計算式として正しいものはどれか?
- A. 配当金総額 ÷ 当期純利益 × 100
- B. 当期純利益 ÷ 配当金総額 × 100
- C. 配当金総額 ÷ 株価 × 100
- D. 1株配当 ÷ BPS × 100
正解: A. 配当金総額 ÷ 当期純利益 × 100 / 配当性向 = 配当金総額 ÷ 当期純利益 × 100(=1株配当 ÷ EPS × 100 でも同じ結果)。稼いだ利益のうちどれだけを株主に配当として還元したかを示します。
問12. 配当金総額1,000万円、当期純利益4,000万円のとき、配当性向はいくらか?
単位: %
正解: 25% / 配当性向 = 1,000 ÷ 4,000 × 100 = 25%。
問13. 配当利回りの計算式として正しいものはどれか?
- A. 1株当たり配当金 ÷ 株価 × 100
- B. 株価 ÷ 1株当たり配当金 × 100
- C. 配当金総額 ÷ 当期純利益 × 100
- D. 1株当たり配当金 ÷ EPS × 100
正解: A. 1株当たり配当金 ÷ 株価 × 100 / 配当利回り = 1株当たり配当金 ÷ 株価 × 100。投資額(株価)に対して配当収入がどれだけ得られるかを示し、預金の利回りと比較するような感覚で使われます。
問14. 1株当たり配当金5円、株価500円のとき、配当利回りはいくらか?
単位: %
正解: 1% / 配当利回り = 5 ÷ 500 × 100 = 1%。
問15. 「時価総額」の計算式として正しいものはどれか?
- A. 株価 × 発行済株式数
- B. 純資産 × 発行済株式数
- C. 当期純利益 × PER
- D. 株価 ÷ 発行済株式数
正解: A. 株価 × 発行済株式数 / 時価総額 = 株価 × 発行済株式数。株式市場がその企業全体の価値をどう評価しているかを表す指標です。
問16. 株価500円、発行済株式数200万株のとき、時価総額はいくらか?
単位: 億円 / ヒント: 株価×発行済株式数を計算し、億円単位に直す(1億円=10,000万円)
正解: 10億円 / 時価総額 = 500円 × 200万株 = 10億円(500×2,000,000=1,000,000,000円=10億円)。
問17. 次の指標とその計算式を正しく組み合わせよ。
- EPS ー ( )
- BPS ー ( )
- PER ー ( )
- PBR ー ( )
正解: EPS→当期純利益 ÷ 発行済株式数、BPS→純資産 ÷ 発行済株式数、PER→株価 ÷ EPS、PBR→株価 ÷ BPS / EPS・BPSは会社の実力(利益・純資産)を1株当たりで示す指標、PER・PBRはそれに対して株価が何倍まで買われているかを示す株価指標です。
問18. 「1株当たり分析」の指標に関する説明として正しいものを全て選べ。
- A. EPSは当期純利益を発行済株式数で割って求める
- B. PERやPBRは株価という市場の評価を用いた指標である
- C. 発行済株式数が変わってもEPSは絶対に変化しない
- D. BPSは純資産という会社の実力を1株当たりで示す指標である
正解: A・B・D / EPS・BPSは会社の実力を示す指標、PER・PBRは株価(市場評価)を用いる指標です。発行済株式数が増減(増資や自己株式取得等)すればEPSも変化します。
問19. PERが15倍、EPSが40円のとき、理論上の株価はいくらか?
単位: 円 / ヒント: PER=株価÷EPS なので、株価=PER×EPS
正解: 600円 / 株価 = PER × EPS = 15 × 40 = 600円。
問20. EPSが50円、配当性向が40%のとき、1株当たり配当金はいくらか?
単位: 円 / ヒント: 配当性向=1株配当÷EPS×100 なので、1株配当=EPS×配当性向÷100
正解: 20円 / 1株配当 = 50 × 40 ÷ 100 = 20円。
問21. PER・PBR・ROEの間には「PBR=PER×ROE」という関係が成り立つ。これが意味することとして正しいものはどれか?
- A. 株価純資産倍率は、株価収益率と自己資本利益率(収益力)の掛け合わせで説明できる
- B. PERとPBRとROEは無関係で、たまたま数式が似ているだけである
- C. ROEが高い企業は必ずPBRが低くなる
- D. この関係式は上場企業のみに当てはまり、非上場企業には無関係である
正解: A. 株価純資産倍率は、株価収益率と自己資本利益率(収益力)の掛け合わせで説明できる / PBR = 株価/BPS =(株価/EPS)×(EPS/BPS)= PER × ROE という関係が成り立ちます(EPS/BPS=当期純利益/純資産=ROE)。株価が純資産の何倍かは、稼ぐ力(ROE)と市場からの評価(PER)の掛け合わせで説明できることを示します。
問22. PERが10倍、ROEが8%のとき、PBRは何倍か(PBR=PER×ROEの関係を使う。ROEは倍率に直して計算する)?
単位: 倍 / ヒント: ROE8%=0.08倍として、PBR=PER×ROE(倍率)
正解: 0.8倍 / PBR = PER × ROE = 10 × 0.08 = 0.8倍。ROEが低い水準にとどまると、PERが同程度でもPBRは1倍を下回りやすくなります。
問23. 当期純利益6,000万円、発行済株式数300万株のとき、EPSはいくらか?
単位: 円
正解: 20円 / EPS = 6,000万円 ÷ 300万株 = 20円。
問24. 純資産4億5,000万円、発行済株式数300万株のとき、BPSはいくらか?
単位: 円 / ヒント: 4億5,000万円=45,000万円として計算する
正解: 150円 / BPS = 45,000万円 ÷ 300万株 = 150円。
問25. 1株を2株に分割する「株式分割」を行った場合、EPS・BPSに与える一般的な影響として正しいものはどれか?
- A. 発行済株式数が2倍になるため、当期純利益・純資産の総額が変わらなければEPS・BPSはそれぞれおおむね半分になる
- B. EPS・BPSは株式分割の影響を一切受けない
- C. 株式分割によって当期純利益の総額そのものが2倍になる
- D. 株式分割は必ずEPS・BPSを増加させる
正解: A. 発行済株式数が2倍になるため、当期純利益・純資産の総額が変わらなければEPS・BPSはそれぞれおおむね半分になる / 株式分割により発行済株式数が2倍になると、当期純利益や純資産の総額自体は変わらないため、1株当たりの指標であるEPS・BPSはおおむね半分(分割比率の逆数)になります。
問26. 時価総額15億円、発行済株式数300万株のとき、株価はいくらか?
単位: 円 / ヒント: 株価=時価総額÷発行済株式数(15億円=150,000万円として計算する)
正解: 500円 / 株価 = 150,000万円 ÷ 300万株 = 500円。
問27. 企業が自己株式を取得した場合の一般的な影響として正しいものはどれか?
- A. 発行済株式数(自己株式を除いた流通株式数)が減少することで、当期純利益総額が変わらなければ1株当たりの指標が押し上げられる効果がある
- B. 自己株式取得は必ずEPSを引き下げる
- C. 自己株式取得は純資産の額に一切影響しない
- D. 自己株式取得によって当期純利益の総額が増加する
正解: A. 発行済株式数(自己株式を除いた流通株式数)が減少することで、当期純利益総額が変わらなければ1株当たりの指標が押し上げられる効果がある / 自己株式の取得により、EPSの計算に用いる発行済株式数(自己株式を控除した株式数)が減少するため、当期純利益の総額が変わらなければ、理論上1株当たりの利益指標は押し上げられる効果があります。
問28. 株式投資の判断材料として用いられる指標を全て選べ。
- A. PER
- B. PBR
- C. 配当利回り
- D. 流動比率
- E. EPS
正解: A・B・C・E / PER・PBR・配当利回り・EPSはいずれも株式投資の判断材料として用いられる代表的な指標です。流動比率は安全性分析の指標であり、株価指標ではありません。