実務参考試験範囲外の実務知識
月次決算は毎月の経営状況を把握するための重要な作業です。 経理担当者が行う月次クロージングの標準的な手順を解説します。
月次決算のスケジュール(月末〜翌月10日が標準)
月末
売上・仕入の締め処理
締め日までの売上・仕入を確定。未計上のものがないか確認
翌月1〜3日
請求書の処理
仕入先からの請求書を確認・計上。未達請求書は見越計上
翌月4〜5日
売掛金・買掛金の照合
補助元帳と総勘定元帳の残高が一致するか確認
翌月6〜7日
経費の計上・仮勘定の整理
旅費精算・立替金の処理。仮払金・仮受金をゼロにする
翌月8〜9日
減価償却・引当金・前払費用の計上
月割り計算。1/12ずつ毎月計上
翌月10日
月次試算表の確認
残高試算表で借方・貸方の一致確認。異常値がないかチェック
よく出る計上漏れチェックリスト
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クレジットカード利用分(月末締め翌月引落し)
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通信費・サブスクリプション料金の自動引落し
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リース料・家賃の前払計上・未払計上
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月末最終日の売上(翌営業日に請求書発行のケース)
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源泉所得税・社会保険料の未払計上
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仮払金・立替金の精算処理
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外貨建取引の換算差額
月次決算で使う主な仕訳
減価償却の月次計上
| 借方(左) | 金額 | 貸方(右) | 金額 |
|---|---|---|---|
| 減価償却費 | 年間額÷12 | 減価償却累計額 | 年間額÷12 |
前払費用の月割り取崩し
| 借方(左) | 金額 | 貸方(右) | 金額 |
|---|---|---|---|
| 保険料(費用) | 年額÷12 | 前払費用 | 年額÷12 |
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月次決算の目的は「早期に経営数字を把握して意思決定に活かす」こと。 締め後10営業日以内に試算表を完成させることを目標にしましょう。